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さいたま市大宮区のO様へ屋根塗装と外壁塗装、ベランダ防水トップコートの見積説明に伺いました。熱心に長い時間お聞き下さり大変有難うございました。
築19年のお住まいで、初めての塗装工事でした。本来は7.8年前には塗装すべきだったと申し上げました。というのはかなり劣化が進んでいたからです。虫歯で言えば表面のエナメル質が傷んで、象牙質まで進んでいる状態でした。虫歯と同じで痛んでから治療するより、痛まない様にメンテナンスをする方がお住まいの寿命はぐんと長くなります。
屋根は平板スレートで、塗膜は弱り北側はコケの発生も有りました。屋根板金の釘浮も何箇所か見つかりました。屋根板金の釘浮補修後にエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンをお勧めしました。これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため建物内部に熱さが溜まりにくい塗料です。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。またこの塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
破風・鼻隠には隙間が有り雨水が侵入して軒天に雨シミが見えました。隙間をシーリング(コーキングで塞ぐ)し、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで、軒天はカチオン系の日本ペイント株式会社のケンエースで塗り替えをお勧めしました。
外壁はモルタルでひび割れやチョーキングが見えました。ひび割れは大変問題です。雨水が染み込んで内部のラス網を錆びさせてしまうので外壁の剥落に注意が必要です。
チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言います。塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事をチョーキングと言います。酷くなると折角塗装しても塗料が接着しにくくなるため塗装の寿命が短くなってしまいます。
現状アイカ工業株式会社のジョリパットで塗られており、この雰囲気がお好きとの事でしたのでジョリパットフレッシュでの塗り替えをお勧めしました。
ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水はトップコートがかなり痛んでいました。伺うとデッキブラシで何度か洗ったとの事でした。トップコートは極めて薄いので柔らかいほうきか洗車ブラシの様な物を使用する様にお話ししました。この部分はトップコートの塗り替えをお勧めしました。