施工内容 | 屋根/エスケー化研株式会社/クールタイトシリコン(遮熱)/CLR-113チョコレート 破風・鼻隠・モール/エスケー化研株式会社/クリーンマイルドシリコン/白色 軒天/日本ペイント株式会社/ケンエース/艶消し白 外壁/日本ペイント株式会社/UVプロテクトクリア 樋/クリーンマイルドシリコン/白色 ベランダ床/防水トップコート/ライトグレー |
施工エリア | さいたま市西区 |
施工期間 | 約3週間 |
施工を終えて | 屋根や塀、ドアの色などを施工前からかなり変更しました。そのどれもがこのお住まいにぴったりマッチしてとても美しく仕上がりました。 |
屋根は経年劣化で板金の釘浮や、瓦のひび割れが見られました。塗装膜は1割程度しか残っておらず撥水性も低下していたため苔の発生が見られました。
野地板(屋根瓦の下の板)の裏側はやや腐れが出ていました。また、破風・鼻隠のジョイントには隙間が発生し雨水の侵入痕が見受けられました。
軒天には破風・鼻隠のジョイントから侵入した雨水が染み出た痕が有り、黒ずんでいました。
外壁の撥水力も低下して色も褪せ、コーキングは固くなり、剥離やひび割れが発生していました。
高圧洗浄
苔や不良塗膜をしっかりと落とします。この作業をきちんとしないと、塗料の接着が悪くなり、結果的に長持ちしなくなってしまうからです。
シーベースが塗装工事を行う場合は必ず樋も清掃します。枯葉や泥が詰まったり、重みで樋が歪んだりしないようにします。
屋根板金の釘浮補修
屋根板金の釘は10年もすればどこのお宅でも必ず釘浮が見られます。放置すると僅かな隙間から雨水が侵入して内部の貫板を腐らせます。
きちんと打ち込みます。
釘浮補修-頭留
この様に釘を打ち直した後、保持力の弱った箇所はコーキングで釘頭を固定して再び釘抜けが起こらぬ様にします。
屋根の下塗
屋根瓦の割れをコーキングで補修し、シーラーで下塗します。屋根材の補強と、中塗の接着を良くします。
屋根塗装-中塗
高遮熱塗料で中塗を行います。
屋根塗装-上塗
中塗と上塗は同じ塗料を使います。 合計3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上げます。
軒天塗装-中塗、上塗
艶消しの白色で塗り替えました。施工前は黒ずんでいましたが真っ白に塗り替えられてお住まい全体が明るくなりました。
外壁塗装-1層目
サイディング部分は柄の美しさを失わぬ様に透明な塗料を使用します。
長年の紫外線や雨水により、外壁は艶を無くし、撥水性も低下していました。この塗料を塗る事で元の輝きを蘇らせる事が出来ます。
外壁塗装-2層目
この塗料は紫外線をカットし撥水性を高めるために外壁の寿命を長持ちさせてくれます。また汚れが付きにくく、カビや藻の発生も防いでくれます。
細かい所はハケや小さなローラーを使用して、隅々まで丁寧に塗装して行きます。2層塗って厚みを持たせて強度を増します。
破風・鼻隠-目荒らし
塗装する前にナイロンタワシや極細目のサンドペーパー等で表面を均す事を目荒らしと言います。この作業をすることで表面に付着していた汚れやゴミを取り除き、表面が滑らかになります。
また目に見えない微細な傷を付ける事で塗料の吸着が良くなるため長持ちします。
破風・鼻隠-中塗、上塗
破風・鼻隠は溶剤系のシリコン塗料で塗装します。
樋-目荒らし
樋-中塗、上塗
樋や配管は塩化ビニール製です。太陽光や雨水で加水分解という化学反応を起こして劣化して行きます。塗装する事でこれを防ぐ事が出来ます。
ドア-目荒らし
ガラス枠はプラスチックなので塗料は吸着しにくいため通常は塗装しないのですが、お客様のご希望でこの部分も塗装することになりました。
十分に目荒らしを行い塗料の接着を良くします。
ドア-中塗
溶剤系シリコン塗料を使用しました。施工前のメインの部分は白色で、ガラス枠が黄色でした。両方とも赤茶色に統一することにしました。
ドア-上塗
同じ塗料で更に塗装します。
ドア塗装-完了
施工前は黒ずみや色焼けが目立っていましたがすっかり美しく生まれ変わりました。
換気口内の清掃
コウモリの集団が生息し、内部には糞等が溜まっていたため全て掻き出してきれいに清掃しました。
換気口に金網取付
再びコウモリが侵入しない様に金網を取り付けました。
換気口に金網取付完了
このタイプの全ての換気口に金網を取付け、外れぬ様に胴回りは針金でしっかりと留めました。
換気フード-塗装
目荒らしを行い溶剤系のシリコン塗料で中塗と上塗を行いました。
旧コーキング撤去
カッター等で切れ目を入れ、ペンチ等で傷んだコーキングを剥離し、取り残しの無い様に古いコーキングや汚れを取ります。
ボンドブレーカー
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様にテープを貼り、コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。こうする事でコーキング材が内部に引っ張られる事を防ぎ、結果的に長持ちします。
プライマー
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取ります。
ベランダFRP防水-不良劣化塗膜撤去
表面の不良劣化塗膜をナイロンタワシやスクレイパーで落します。丁寧に落とさないと新しい塗装をしても吸着が悪く長持ちしなくなってしまいます。
接着を良くするために、アセトンで拭き取ります。
ベランダFRP防水-プライマー塗布
仕上げ塗料との接着を良くするためにプライマー(接着剤)を塗ります。
ベランダFRP防水-トップコート
トップコートの中塗と上塗を行います。トップコートによってFRPが保護されます。
水切-塗装
目荒らしをし、溶剤系シリコン塗料で仕上げます。
白茶けていた屋根はチョコレート色に塗り替えられお住まい全体の雰囲気にマッチしています。
撥水性も格段にアップし、瓦の下の野地板の寿命も大幅にアップします。
黒ずんでいた軒天は真っ白に塗り替えられて、お住まい全体が明るくなりました。
施工前は白いドアで枠は劣化で黄ばんでいましたが、屋根の色に合わせてチョコレート色に塗り替えられました。
お住まい全体の色彩が調和の取れたものになりました。
破風・鼻隠の隙間も全て埋められ、コーキングも打替たので雨水の侵入は心配ご無用です。
外壁の雰囲気を損なわぬ様に透明な塗料を使用しました。色褪せていた外壁も元の艶と色彩が蘇り、まるで新築の様に美しく蘇りました。
塀の色も施工前の黄色系から落ち着いたベージュに変更したことで上品にまとまりました。
長い間ご不便をお掛けしました。 お客様にお喜び頂けました事をとても嬉しく感じました。大変有難うございました。