さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　上尾市のE様邸で外壁塗装とコーキングの打替、外壁付帯部分の塗装、ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水部分のトップコートを行いました。
　外壁の明るい色は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップND-010　白に近いライトグレーで、濃い色はエスケー化研株式会社の溶剤系塗料クリーンマイルドシリコンJ75-20Dブルーブラックで中塗と上塗が完了しました。外壁の乾きを待って以下の要領でコーキングの打替を行いました。

１． 撤去
古いコーキングが外壁と接着している部分にカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
２． 清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
３．ボンドブレーカー
コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカー(薄いテープで、コーキングを弾く性質が有る)を貼ります。これでコーキング材が内部に引っ張られる事を防ぎ、外壁サイディングのみ接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするようになります。
外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材もコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
４．養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様にコーキングを打つ両サイドの外壁にテープを貼って養生します。
５．プライマー
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様に外壁の木口にプライマー(接着剤)を塗ります。
６．充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
７．均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
８．養生撤去
テープを剥がします。
　コーキング剤はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントを使用しました。パーフェクトトップND-010　白に近いライトグレーの方は殆ど同じ色のコーキング剤が有ったのですが、クリーンマイルドシリコンJ75-20Dブルーブラックの方は近似色だと外壁色よりも大分明るくなってしまうためお客様と相談してブラックを使用しました。殆ど違和感なく美しく仕上がりました。
　その他、屋根の釘浮き補修や破風・鼻隠の塗装、ベランダ床のFRP(繊維強化プラスチック)防水部分のトップコート、シャッターボックス塗装等も完了しました。
　最後に上から下まで全て確認して駄目拾いが完了し、あとは足場の解体を待つのみとなりました。とても楽しみです。
※８月６日から８日までの作業内容をまとめました。