最新の投稿
さいたま市緑区のE様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートが着工しました。昨日は足場の設置を行い、本日は高圧洗浄が完了しました。
E様は先日塗装工事が終わったF様のご紹介です。F様大変有難うございました。E様のお住まいもF様のお宅と同じハウスメーカーで建てられ、デザインや材質もほぼ同じでした。築14年のお住まいで初めての塗装工事です。
屋根は平板スレートで瓦にはひび割れが有り、屋根板金には釘浮や突き合わせ部分はシーリングの穴あきが見られました。これ等を補修してエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン CLR-147 スノーホワイト で塗り替えます。
通常の一般住宅で屋根にスノーホワイトを使用する事は滅多に有りません。何故かと言うと屋根は暗い色の方がお住まいの色彩バランスが良くなるからです。
ところがE様邸は3階建てなので周囲の何処からも屋根が見えません。同じクールタイトシリコンでも黒や焦げ茶等は日射反射率が40%に対して白や水色の日射反射率は80%なので室内の温度も大分変ると思います。
またこの塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
破風・鼻隠はジョイント部分に僅かですが隙間が有り雨水が侵入しているため軒天に雨もり染みが見られました。
隙間をシーリング(コーキングで塞ぐ)し、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで黒色に塗り替えを行います。
軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡで艶消しの白色で塗り替えを行います。
外壁は模様がきれいな窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で表面は色褪せやチョーキングも発生していました。
チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。そのため僅かですが外壁に反りが見られました。
表面の塗装膜は経年劣化で雨水が染み込み、侵入と乾燥を繰り返したため元の粉に戻ってしまい何か所か崩れてしまっていました。
一部ご自身で補修している箇所も有りましたがモール等はかなり凸凹に崩れている箇所が有りました。
この傷んだ部分は透明なシーラーを十分に吸わせて固めてから塗装します。ひび割れも何か所か見受けられましたがコーキングで補修を行います。
窓周り等のコーキング材がブリードを起こして汚れが外壁に染み込んでいました。ブリードというのは、コーキング材の中に柔軟性与えるための添加物質が入っているのですが、それが雨水等によって溶解し表面ににじみ出る現象の事です。この部分は塗装前にコーキングを打替ます。
外壁は模様がきれいな意匠サイディングなのでクリア(透明な塗料)塗装もお勧めしたのですが多層塗りにして外壁にグラデーションを付ける事になりました。
日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで凹部分はND-401 グレーで、凸部分はND-400 ライトグレーで塗装する事になりました。
コーキングも劣化で何か所か穴が開き雨水が侵入していました。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで窓周りは打増し、外壁縦目地は打替を行います。
ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水はトップコートにひび割れが多数見られましたが丁寧にケレンして不良塗膜を除去してライトグレーのトップコートで塗り替えを行います。
暫くご不便をお掛けしますが、どうぞ宜しくお願いします。