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伊奈町のN様邸で屋根塗装と外壁塗装の工程が完了しました。屋根はエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-103ココナツブラウンで塗装が完了しました。白茶けていましたがすっかり輝きを取り戻しました。
この塗料は遮熱タイプなので地球温暖化対策として自治体によっては補助金が受けられます。
遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。またスレート瓦も熱によるダメージが軽減されるため痛みにくくなります。
樋や破風・鼻隠、笠木、水切の塗装も完了しました。使用したのは同社のクリーンマイルドシリコン 白に近いライトグレーです。
外壁の縦目地もコーキングの打替が完了しました。以下の様な工程で行いました。
1.撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に丁寧に撤去します。
2.清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様に縦目地に沿ってテープを貼って養生します。
4.プライマー
コーキング材と外壁サイディングの接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.ボンドブレーカー
コーキングが長持ちする様に、サイディングとサイディングの境にあるアルミのジョイントハットにボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材が内部に引っ張られる事を防ぎ、外壁サイディングのみ接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くのでこの場合、ボンドブレーカーは入れません。
6.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
ゴムのヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
有る程度乾いたところでテープを剥がします。完全に乾いてしまうとテープが剥がれ難くなるので時間と様子を見ながら行います。
使用したコーキング材はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントです。品質もよく、色数が揃っているので、外壁目地の塗装色に合わせる事が出来て美しく打替が完了しました。
最後に駄目拾いを行いました。駄目拾いというのは、塗料の垂れや飛び跳ね、はみ出し、バリの出っ張り等の補修の事です。
どんなに丁寧に仕事をしても気付かぬ内にこれ等は起こります。上から下まで何度も見て回り、徹底的に補修しました。
いよいよ木曜日には足場の解体を行います。とても楽しみです。
※ 11月26日から昨日12月1日までの作業内容をまとめました。