最新の投稿
さいたま市見沼区のS様邸で屋根塗装や外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートが着工し、屋根の補修まで進捗しました。
22日に足場の設置を行い、翌23日には高圧洗浄を行いました。2日続けて煩くなりましてご近所様には大変ご迷惑をお掛けしました。その後2日間は天候不良と乾燥のため作業はお休みし、昨日は屋根の補修を行いました。
静かな環境の良い新興住宅地に建つ築約10年のお住まいで、初めての塗装工事です。
屋根はスレート瓦で屋根板金の釘浮補修と頭留を行いました。板金の頂部の隙間のシーリングもかなり劣化が見られましたので補修を行いました。ここは雨水の侵入しやすい板金の突き合わせになっている部分です。スレート瓦のひび割れもコーキングで接着して補修が完了しました。
主な工事内容は以下の通りです。
屋根は補修が済んだので、エスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン CLR-110スレートブラックで塗り替えます。
これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、脆くなりやすいスレート等、屋根材のダメージが軽減され建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。この塗料を使用するとさいたま市から補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
破風・鼻隠のジョイントには隙間が有り雨水が侵入していました。隙間をシーリングした後、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン 白に近いライトグレーで塗り替えます。
軒天も隙間を補修して日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ 艶消し白色で塗り替えます。
外壁は2種類の窯業系サイディングボード(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で1種類は単色に見えますが微妙なグラデーションが有りました。もう1種類は意匠外壁です。劣化状態は標準的でしたがコケを落とすためにブラシで外壁を擦ってしまったとの事で、一部意匠外壁のプリントが破けていました。
意匠外壁はとてもきれいですが、あくまでプリントなので数ミクロンの厚みしかないために無理に擦ると破れたり剥げ落ちたりしてしまうので注意が必要です。
S様のご希望で現在の雰囲気を大事にしたいとの事で外壁は同社のUVプロテクトクリア 透明塗料で塗り替えを行います。こうする事で微妙なグラデーションがきれいに再現されます。
コーキングは寿命が来ており、あちこちにひび割れが目立ちました。こうなると内部へ雨水が侵入しやすくなり内部の木部も腐り易くなります。コーキングはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで外壁塗装後に打替ます。
ベランダは2箇所ともFRP(繊維強化プラスチック)防水で基材は問題無いので、東日本塗料株式会社のAUコートで塗り替えます。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
暫くご不便をお掛けします。宜しくお願いします。
※ 6月22日から昨日26日までの作業内容をまとめました。