最新の投稿
さいたま市北区のH様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水、庇の波板交換がようやく完工しました。長雨に悩まされつつ3週間掛かりましたが無理をせずに着実に丁寧に施工して来ました。
築約25年の住宅地の中のお住まいで2回目の塗装工事です。前回は 10年ほど前にP社で行ったそうです。
スレート屋根瓦のひび割れや屋根板金の突き合わせ部分の隙間、棟板金の釘浮きや釘抜けを全て補修しました。
下屋根のケラバ部分はスレート瓦を板金が包んでいないため雨がもろに屋根へと流れ込んでいましたので、この部分はシーリングを行いました。これでもう屋根からの雨水の侵入は防げます。
屋根にはタスペーサーを装着しました。タスペーサーというのは屋根瓦が上下に重なっている隙間から雨水の排出がされやすい様にするためのポリカーボネート製のクサビ形の部品です。
屋根塗装はエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン/CLR-167ニューフォレスト(モスグリーン)で塗り替えました。
この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、脆くなりやすいスレート等、屋根材のダメージが軽減され建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。この塗料を使用するとさいたま市から補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。施工前は赤茶色でくすんだ屋根でしたが全く印象が変わり明るくなりました。
破風・鼻隠は板金製で特に問題は有りませんでした。同社のクリーンマイルドシリコン/濃い茶色で塗り替えました。こちらも輝きを取り戻しました。
軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ艶消し白色で塗り替えました。あちこちからの雨水の侵入で施工前は黒ずみが目立ちましたが真っ白に変身してお住まい全体が明るくなりました。
外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で何か所も塗膜剥離が見られました。この部分は接着不良の塗装膜だけでなく脆くなってしまった外壁もケレンして落しシーラーで補強してから日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-011ライトグレーで塗り替えました。施工前は赤紫色でしたが落ち着いた雰囲気に変わりました。
外壁の縦目地や窓周りは隙間が有り、雨水が侵入しているためオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでシーリングを行いました。
ベランダは珍しくモルタル防水で、ひび割れが発生しているため普通なら雨もりするところ庇が有るため気付かなかったと思いますがかなり雨染みの痕が見受けられました。この部分はひび割れを補修しカチオンを塗布してウレタン塗膜防水を行いました。ライトグレーのトップコートが輝いてベランダ内も明るくなりました。
ベランダのポリカーボネート庇も傷んでいたため張り替えました。とてもきれいになりました。
長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。