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さいたま市緑区のH様へ外壁塗装とコーキング打替の見積説明に伺いました。熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
H様は3年前に屋根塗装や外壁塗装を行ったK様からのご紹介でご実家です。K様、大変有難うございました。静かで環境の良い住宅地に建つ築15年のお住まいです。
屋根は焼き瓦で瓦のズレや浮き、面土や漆喰も異常が無いため、今回は何もする必要が有りません。
破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分は僅かに隙間が空いており、雨水が侵入している模様です。
隙間を補修して目荒らしエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
軒天はケイ酸カルシウム板でエンボス加工がされていました。日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えをお勧めしました。
外壁は窯業系意匠サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。
何か所か表面のプリントが剥離してしまい、残念ながらタッチアップでは剥離部分をカバーしきれないためクリア塗装は断念せざるを得ません。もう5年早く塗装が出来ていればプリントの剥離を防げてきれいな模様を生かしたクリア塗料 (透明な塗料)が使用出来たのが残念です。
外壁は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップでの塗り替えをお勧めしました。普通に単色で塗り潰す場合と多重多色塗装の2通りをご提案しました。
多重多色塗装というのは下塗が1層、中塗が2層、上塗が1層(状況により2層)で行います。中塗と上塗の色を変える事により外壁の凹凸によって色彩が変わるため立体感が生まれます。色彩の組み合わせを間違えると野暮ったく、安っぽくなってしまいます。そうならぬ様に色選びには細心の注意が必要です。
単色での塗潰しはどうしてものっぺりした感じになりやすいのですが多重多色塗装は立体感が出るため高級感がアップします。また1層余分に塗装するため耐久性にも優れています。
外壁の縦目地や窓周りのコーキングは何とか踏ん張っている様ですが痩せて来ていて限界状態でした。
困った事に縦樋の樋受金物の取り付け位置が全て外壁縦目地コーキングの中に刺さっている事です。コーキングは柔らかいので樋の取付は楽かも知れませんが当然強度が無いために重みで歪んで来ます。何よりメンテナンスの際にコーキングの打替が出来ません。ハウスメーカーは建てた家がきちんとメンテナンスが出来て長持ちさせるにはどの様に建てれば良いのか、ちょっと考えれば素人にでも分る筈です。反省して欲しいと思います。
コーキングはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替をお勧めしました。
ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水床には保護タイルが敷かれており、清掃もされているとの事できれいでしたので今回は何もする必要が有りません。
塀や鋳物の塀飾りはご自身で塗られたそうです。塗料が接着しにくい材質のため所々剥離が見られました。
この部分は出来れば塗装したくない旨申し上げました。とても剥離しやすい状態だからです。剥がれても構わないので塗って欲しいとのご要望でした。