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さいたま市浦和区のK様邸で屋根塗装や外壁塗装、シーリング、ベランダ防水が着工しました。
K様は3年前に塗装工事をさせて頂いたS様のご近所でS様からのご紹介です。S様、大変有難うございました。
落ち着いた住宅街に立つ有名なS社製の3階建て、築26年で2回目の塗装工事です。前回はこのハウスメーカーS社で塗装されたとの事でした。
屋根は勾配が低いため大分苔の発生が見られました。屋根板金は釘浮きが発生していました。
屋根全体にかなり湿気が多いためタスペーサーを使用する事にしました。タスペーサーというのは屋根瓦が上下に重なっている隙間から雨水の排出がされやすい様にするためのポリカーボネート製のクサビ形の部品です。通気もグッと良くなるので下地の材木の腐れも起きにくくなります。
スレート瓦のひび割れや釘浮を補修してエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン/CLR-110 スレートブラックで塗り替えます。
これは遮熱塗料なので僅かですが夏涼しくなり、熱によるスレート瓦のダメージも軽減されます。またこの塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
屋根の上裏は雨を吸ってしまい腐れが見られました。ケレンして傷んだ木部を落とし、クリーンマイルドシリコンで塗り替えます。
破風・鼻隠はジョイントに隙間が発生して雨水が侵入しているので、隙間を埋めて同社のクリーンマイルドシリコン/黒色で塗り替えます。
軒天はケイ酸カルシウム製で外壁との取合部分に隙間が発生していました。隙間を埋めてから日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗り替えます。
外壁は1階部分がタイル張り、2階と3階部分はモルタル製でした。ひび割れは少ないものの汚れはそれなりに出ていました。
外壁はアイカ工業株式会社のジョリパット/現状同色で塗り替えます。ジョリパットは発売以来約45年が経過し根強い人気の製品です。艶消しで独特な風合いと高級感が有り、K様のお住まいにはぴったりだと思います。
前回の工事の際にモールを交換したそうなのですがその際使用したシーリング材が品質の悪い物を使用してしまったためにブリードを起こし、外壁をとても汚らしくしていました。
ブリードというのは、コーキング材の中に柔軟性与えるための添加物質が入っているのですが、それが雨水等によって溶解し表面ににじみ出る現象の事です。べたついて汚れが付着しやすくなりますので見た目も汚くなりますから、ハウスメーカーはノンブリード(ブリードを起こさない)タイプを使用すべきでした。
今回はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで窓周りやモール上部のシーリングを行いますので汚れは付着しにくくなる筈です。
シャッターボックスや水切は大分錆が発生していました。ケレンして錆を落とし、錆止め塗装後にクリーンマイルドシリコンで塗り替えます。
ベランダは2階、3階ともFRP(繊維強化プラスチック)防水床になっていましたがプラタイルが敷かれていたためかなりのゴミが有りました。FRPの上にはプラタイルや人工芝等は敷かない方が長持ちします。人がプラタイルの端の上に乗ると尖った部分でFRPを傷つけてしまう事が有ります。また、ゴミが溜まり水捌けも悪くなりこれもFRPを劣化させる原因になるからです。
お客様と相談しプラタイルは撤去して頂く事になりました。基材には問題が無いので東日本塗料株式会社のAUコートで塗り替えます。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
暫くご不便をお掛けします。どうぞ宜しくお願いします。