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先日、外壁塗装班の作業が完了したので防水班へバトンタッチしました。屋上は当初シート防水の膨れ箇所を補修してカバー工法によるウレタン塗膜防水の予定でした。
ところが前回の工事で使用していたシートや接着剤、施工等があまり良くないために不良個所を切除すると下地と防水シートの接着が悪く、そのままカバー工法で仕上げてしまうと防水シートの熱による縮で将来ウレタン防水層が破れてしまうリスクが有る事が判明しました。
そこで施工内容を3,4工程増やして通気緩衝工法(熱で湿気が気化するとウレタン防水塗膜が膨れて傷むため、床面とウレタン防水層の間を絶縁するために通気緩衝シートを入れ、気化した水蒸気を逃がす脱気塔を取り付ける工法)に変更しました。
撤去不能なエアコン室外機の下まで、不良防水シートを撤去し、カチオンで床面を均し、立ち上がり箇所はモルタルで補修を行いました。
プライマー(接着剤)を塗布し通気緩衝シートを張り、ジョイント部分は専用のシールで接着しました。
立上り側のシートの端末はガラスメッシュシートで補強してからコーキングで接着し、エアコン室外機側は補強のため端末を長い金物をボルトで留めました。脱気筒の取付も完了しました。
AGCポリマー建材株式会社のサラセーヌでウレタン塗膜防水層の形成を行いました。丈夫で品質の良い製品です。塔屋は当初の計画通りウレタン塗膜防水を進めました。
この様な場合、一般的な業者は追加費用を施主へ請求するのですがシーベースでは追加費用は頂きません。数年に1度この様な仕様変更を余儀なくされるケースが有りますが赤字になっても授業料を払って勉強させて頂いた心算で顧客に余計なご負担を掛けないのがシーベースのやり方です。
※ 12月9日から昨日11日までの作業内容をまとめました。