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さいたま市浦和区のT様からIビルの外壁塗装の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
T様のIビルは現在大規模修繕で屋上防水や外壁塗装、タイルの張替を行っているEビルのお隣です。
早速現状調査を行いました。1階は店舗になっており、全国の地酒や有名なお酒、ワイン等が並んでいました。私は下戸なので味は分かりませんが、名前だけは聞いた事の有る銘柄がずらっと並んでいました。
お隣のビルとの隙間が10cm程しかないため、この面は塗装が出来ません。また反対側も信用金庫の塀が有るためここも塗装は出来ません。
屋上は数年前に防水工事をしたとの事で、今回は外壁塗装と付帯部分の見積ご依頼です。
外壁はALC(セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)板で、おもて面は贅沢に銅板葺になっており緑青が渋い雰囲気を醸し出していました。
銅板面はそのまま手を付けません。ALC外壁は塗装膜が劣化して雨水の侵入が見られました。ひび割れも色々な部位で進んでいました。
ALC外壁は補強のために内部にラス網が入っています。ひび割れから雨水が侵入すると内部のラス網が錆びて切れてしまい強度が落ちて割れて崩れたりしてしまいます。
ALC外壁パネルのジョイントや窓周り、換気フード、配管周りはシーリングも弱っていました。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキングで埋めて塞いでいる部分の事です。
屋上の手摺やベランダの鉄骨も錆が見られました。貯水槽はFRP製でしたが大分弱って脆くなっていました。
おもて面の銅板葺の基礎部分はトタンのスカートが有りましたが、これも錆て一部は破けていました。
見積作成に10日前後頂きたいと思います。宜しくお願いします。