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さいたま市見沼区のM様邸で屋根板金補修と外壁塗装のための養生で2階部分を行いました。
屋根板金は釘で留められているのですが強風やお住まいの揺れや歪みで徐々に釘が浮いて来ます。釘浮を放置すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板という杉の板に染み込み木を腐らせてしまいます。ハンマーで打込み、コーキングで釘頭を留めてやります。こうするともう簡単には釘が浮いて来ません。
その後目荒らしを行い錆止め塗装が完了しました。荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り、微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちするのです。
錆止め塗装は行わない業者も多いのですが板金は厚さが0.3㎜前後しかないので錆始めると穴あきの原因になります。特に屋根は簡単には見られないのでこの際しっかりと補修した方が安心ですし実際家の寿命にも影響して来ます。また錆止塗料は仕上げ塗料との相性がとても良く、しっかりと接着して塗装が長持ちします。
3日前に2階の窓周りのコーキングを行いましたが、それが乾いたので外壁塗装前の養生を行いました。養生と言うのは塗料等が付着してはいけない部分をビニールやテープで被う事です。簡単な様に見えますが、非常に重要な工程です。しっかりと留めないと塗料が染み込んでラインがきれいに出ません。シーベースの塗装が美しく仕上がるのもこの様な事にも丁寧に行っているからです。
窓も全て覆うためにかなり圧迫感があり、風通しも悪くなります。1階部分は未だこれからですが、暫くご辛抱をお願いします。
本日は雨天のため作業は中止しました。天候不良は塗装業者泣かせですが仕方ありません。
※ 4月2日の作業内容をまとめました。