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さいたま市北区の築約30年での3階建の賃貸マンションで外壁塗装と外壁タイル目地防水、屋上やベランダの防水が昨日着工しました。
オーナー様のお住まいはシーベースの直ぐお近くで、今回施工する賃貸マンションも以前のお住まいも偶然私の昔の住まいの近くで、ご家族の通っていた床屋さんも同じでした。世の中広い様で狭いものです。
本日初日は例によって足場の設置です。ガラスの庇やテントが有るので傷付けぬ様に気を付けました。四角い建物で凹凸が少ないため比較的スムースに作業は進みました。約7時間で組み上がりました。水平と垂直を水準器で正確にチェックしながら組んで行くので真っ直ぐに、とてもきれいに組み上がりました。
資材をハンマーで叩いて組み上げるので、かなりの騒音が出ました。ご近所の皆様には大変ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。
主な施工内容は以下の通りです。
ALC外壁に一部はタイルが貼られていました。今回の見積ご依頼のきっかけは入居者から雨漏りの連絡だったそうです。原因は屋上やベランダの防水の劣化やタイル目地からの漏水、窓周りや配管留金具のシーリング不良です。
屋上とバルコニーの防水部分はAGCポリマー建材株式会社のサラセーヌでウレタン塗膜防水を行います。サラセーヌは製品の性能が優れていて耐久性も申し分有りません。
ウレタン塗膜防水は継ぎ目の無いシームレスな防水層を形成するので地震等で多少の歪みが起こっても割れたり剥がれたりする心配が無いのでこちらの建物には最適です。
屋上のみ通気緩衝工法(熱で湿気が気化するとウレタン防水塗膜が膨れて傷むため、床面とウレタン防水層の間を絶縁するために通気緩衝シートを入れ、気化した水蒸気を逃がす脱気塔を取り付ける工法)で行います。
外壁のALC(セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)は塗装膜が劣化すると雨水が染み込んでしまい補強のための内部のラス網が錆びて切れてしまい強度が落ちたり崩れたりしまいますので雨もりは厳禁です。
タイル外壁は目地や配管の留金具から雨水が侵入していましたのでシーリングを行います。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキングで埋めて塞ぐ事です。
タイル外壁の目地はエスケー化研株式会社のタイルセラクリーンを2層重ねて目地防水を行います。目地に浸透して強固なセラミック吸水防止層を形成するので雨水の侵入を阻止します。ALC外壁部分は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで塗装します。
外壁の窓周りのシーリングは殆ど寿命を迎えており、此処からも雨水が侵入していました。これは階段室内の窓周りを見て直ぐに分りました。かなりの雨染みが有り、クロスがぶよぶよになって剥離していました。 この部分はコニシ株式会社のMSシールNBでコーキングの打替を行います。
その他、霧除や配管はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで塗り替えます。
テナント様ともコミュニケーションを取って問題が起こらぬ様細心の注意を払って工事を進めます。テナント様や居住者の皆様、暫くご不便をおかけしますが宜しくお願いします。