さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市北区のS様へ屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替の見積説明に伺いました。ワンちゃんと、ご家族お揃いで、とても熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
　ワンちゃんは１６歳才との事で人間なら８５才位だそうです。４人で話をしていると近くで寂しいのか小さな声で鳴くので奥様が抱っこしてずっと一緒に静かに話を聞いていました。
　S様はシーベースをインターネットで見つけられたとの事です。ここ数年ネットからの見積ご依頼がとても増えています。とても有難い事です。
　シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約6年間位ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市　塗装」や「さいたま市　外壁塗装」、「さいたま市　塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。検索順位を上げるのは大変な苦労が要る様ですが真面目にコツコツと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているのか、とても嬉しく思います。
　うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
　築２８年で初めての塗装工事です。屋根はスレート瓦で殆ど撥水しておらず大分苔が生えており、屋根板金は釘浮きや棟板金のジョイントの隙間も見られました。
　屋根板金のジョイント部分をシーリング(コーキング材等で隙間を塞ぎ雨水の侵入を防ぐ事)し、板金の釘浮補修、スレート瓦のひび割れ補修後にエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
　この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。また、この塗料は遮熱タイプなので地球温暖化対策としてさいたま市から補助金が受けられます。
　破風・鼻隠は板金が巻かれていました。経年劣化による色褪せは有るものの然程の傷みは見られませんでした。この部分は同社のクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
　軒天はケイ酸カルシウム板で、内部の湿気が抜け出ようとした黒ずみはかなりのものでした。ベランダ下の軒天は雨もりによる板の劣化や塗装膜の剥離が見られ限界の状態でした。荒れてしまった塗装膜を除去し隙間を補修してから日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えをお勧めしました。
　外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、かなりチョーキングが進んでいました。
　チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。反りや割れも見られました。また雨水の侵入と乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまいやがてボロボロになってしまうので定期的な塗装は欠かせません。外壁塗装は同社のパーフェクトトップでの塗り替えをお勧めしました。
　外壁のジョイントコーキングは全滅で内部のジョイントハットが露出していました。そのため外壁の端の部分は、かなり脆くなっていました。
　コーキングはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替をお勧めしました。
　ベランダはFRP(繊維強化プラスチック)防水床でしたが、雨もりの時にご自身でホームセンターで水性防水塗料を購入して塗装したとの事で良好な状態でした。ですが、水性の防水塗料は耐候性が低く長持ちしません。また次回塗り替える時も一旦水性を使用してしまうと溶剤系塗料が使えなくなってしまうので素人判断は厄介です。取り敢えず今回は見積から除外しました。
　樋も経年劣化で変色し、ジョイント部分から雨漏りが見られました。隙間を補修してクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
　雨戸や霧除、水切等の鉄部も表面の塗装膜の劣化が進んでいました。これ等の箇所も同塗料での塗り替えをお勧めしました。
傷み具合は大分進んでいる感じで、虫歯で言えば表面のエナメル質が傷んで、象牙質も浸食され神経まで侵されている状態でした。抜くか治療するかの微妙な状態です。虫歯と同じで痛んでから治療するより、痛まない様にメンテナンスをする方がお住まいの寿命はぐんと長くなります。
　出来れば１５年位前には全体のメンテナンスをしておいた方が良かったかと思いますが、今更言っても仕方が有りません。一刻も早く補修された方が良いと思います。宜しくお願いします。