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さいたま市大宮区のKマンションでは塗装の工程に入りました。外壁の工事は本来全面同時に下地処理から行うと効率的なのですが、こちらの賃貸マンションでは南面がベランダで居住者様にとって長期間窓の開閉や洗濯物干しが出来ないとストレスになるため南面からスタートし、出来るだけ早くこちらの面を仕上げたいと思います。
南面の塗装用養生が完了しました。養生というのは、塗料等が付着してはいけない部分をビニールやテープで被ったり、ケレンや目荒らしでゴミが出た際にそれをまとめて捨てやすくするために行う作業です。簡単な様に見えますが、非常に重要な工程です。しっかりと留めないと塗料が染み込んでラインがきれいに出ません。シーベースの塗装が美しく仕上がるのもこの様な事を丁寧に行っているからです。窓も全て覆うためにだいぶ圧迫感があり、風通しも悪くなります。暫くの間ご辛抱をお願いします。
南面の屋根はシーラーで下塗が終わり中塗まで完了しました。シーラーは基材に染み込んで補強をし、微細なひび割れにも染み込んで塞ぎます。また仕上塗料との接着を良くする働きが有ります。そしてエスケー化研株式会社のヤネフレッシュシリコン/RC-103 ココナッツブラウンで中塗を行いました。白いタイル外壁に上品な色彩のアクセントになります。
南面の軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗装が完了しました。真っ白く塗り替えられ、爽やかで明るく感じます。
バルコニーの内側外壁はシーラーで下塗し、同社のパーフェクトトップ/白色に近いライトグレーで中塗と上塗が完了しました。
南面のタイル外壁はエスケー化研株式会社のタイルセラクリーンで目地防水塗装の中塗と上塗が完了しました。タイルセラクリーンは浸透性に優れた塗料で特殊シラン化合物が主成分で弱溶剤形のセラミック浸透性吸水防止材です。モルタル目地部の内部に深く浸透して強いセラミック吸水防止層を形成します。
タイル外壁はタイルの剥落を見かける事が有りますが、目地からの雨水の侵入もタイルと下地の接着力を低下させる原因の一つです。目地の防水は大切です。
北面の軒天は雨水が浸透したためにかなり劣化の進んでいる箇所が有りました。傷んだボードは全て張替ました。
階段の壁のボードは劣化の激しい箇所は張り替えを行い、軽微な箇所はコーキングで補修しています。
階段鉄部のササラ(階段の両側に走る斜めの板材)と壁の間には隙間が空いていて、強風の時等はここからも雨水が侵入してしまうためシーリングを行いました。
※ 4月21日から昨日25日までの作業内容をまとめました。