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さいたま市見沼区、K様のビルの屋上防水とシーリング、外壁塗装の見積書を作成中です。先日現状調査の際に撮影した写真と見取図を元に最適な塗料と工法で見積書を作成しています。図面が無いとの事で、実測して寸法を出しました。
いつも見積作成には細心の注意を払います。数字はもちろん見落としが無いか等、結構手間暇掛かります。
間違えは許されません。計算ミスや拾い漏れの無い様に何度も確認しながらの作業ですが、お客様へきちんとご提案出来る様に細心の注意を払い作成しています。
駅近かの好立地の物件で築21年の軽量鉄骨造りです。ALC外壁に表面はタイルを張っています。ALCにタイル張りはタイルの剥離落下等の問題が起こり易い構造です。
タイル外壁面は特に目地タイルの劣化が著しいので、浸透性の高い防水塗料を使用したいと思います。一部タイルの剥落も有りますのでここは新しいタイルを貼りたいと思います。
ALCのジョイントは劣化してひび割れているのでここはシーリングが必要です。その上でエスケー化研株式会社のセラミシリコンか日本ペイント株式会社のパーフェクトトップをお勧めしようと思います。外壁の伸縮目地は劣化が激しく殆ど働いていないため、全て打替る必要が有ります。高対候のシーリング材をお勧めします。また一部窓付近から雨もりが有るため窓廻りのシーリングも必要です。
屋上は借り主様が植木の泥がドレンに詰まっているので清掃が必要です。借り主様にはきちんと説明し、泥を出さぬ様にして頂く必要が有ります。
屋上防水はウレタン塗膜防水がされており、痛みはあまり有りませんでしたので今回はトップコートのみで良さそうです。
エフロが発生していました。エフロというのは白華現象の事で、コンクリートやモルタル中のカルシウムが、浸入した雨水に溶けて目地やクラックから溶け出し、炭酸ガスと反応して炭酸カルシウムになった物の事です。つまり漏水しているのです。きちんとタイル目地を補修する為に浸透力の強いタイル用塗料で外壁目地の防水をしなければなりません。
この部分は薬品洗浄を行わなければ汚れは落ちません。また長年の汚れでタイルに油汚れも染みついています。ご予算が許せばこれらの汚れ落としもされた方が良いと思います。
最良のご提案が出来る様に頑張って計算中です。見積書完成までもう少々お時間を頂きたいと思います。