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さいたま市浦和区、I様邸で屋根塗装と2階の外壁でコーキング打替が完了しました。1階は養生が完了し、日本ペイント株式会社のUVプロテクトクリアで中塗と上塗を行いました。
屋根はエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンCLR-142フォレストグリーンで上塗が 完了しました。フォレストグリーンは中々難しい色彩なのでどこのお宅でも使用できるわけでは有りません。I様邸のデザインや外壁とのバランスを考えるととても似合う色彩だと思います。
また、この塗料は遮熱タイプなので地球温暖化対策としてさいたま市から補助金が受けられます。遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。
外壁塗装がひと段落ついたので窓廻りの養生も撤去しました。これで大分風通しが良くなったと思います。
2階のコーキング打替は次の手順で行いました。1階も同様の手順で行います。
1.撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2.清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様にテープを貼って養生します。
4.プライマー
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.ボンドブレーカー
コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材が内部に引っ張られる事を防ぎ、外壁サイディングのみ接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
6.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
テープを剥がします。
今回外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、其々色彩が異なるためコーキング材も2種類揃えました。使用するコーキング材はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントです。
1階の外壁は、透明な塗料なので元の雰囲気がそのまま生かされます。やや色褪せていましたが、塗装した事で元の色彩を取り戻しました。
※ 9月25日~27日までの内容をまとめました。