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さいたま市北区、Sビルの外壁塗装の見積説明に伺いました。ご家族お揃いで大変熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
ご依頼下さったS様からは今まで沢山のマンションやビル等の屋根塗装や外壁塗装、防水工事をさせて頂きました。またお二人のアパートのオーナー様をご紹介頂き、塗装工事をさせて頂きました。大変有難うございました。
今回は宮原駅前通りの好立地に立つ3階建てビルのご依頼でした。築年数も古くかなり痛みの激しい物件でした。
屋上防水は3年前に行ったばかりなので今回はご不要との事でしたが雨もりが発生していました。これは外壁から染み込んでいる模様です。
外壁は2つの素材から出来ていました。表面にはアルミの成形した板が使用されており、その他はALC(セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)という極めて珍しい構造でした。
アルミは塗料を弾いてしまうので専用の特殊な下塗材を使用後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
ALC部分はリシンの吹付塗装でした。塗膜が痛みチョーキングを起こして殆ど撥水していませんでした。ひび割れも多く、部分的には欠損している箇所も有りました。
チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言います。塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。
ひび割れや穴あきの補修後にエスケー化研株式会社のセラミシリコンと日本ペイント株式会社のパーフェクトトップでの塗り替えをお勧めしました。
軒天はアルミ製の部分とケイ酸カルシウム板部分が有りました。アルミ部分はアルミ外壁と同様の塗り替えを行い、ケイ酸カルシウム板部分は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えをお勧めしました。
コーキングは全滅で穴や隙間が有り、かなり雨水が侵入している様です。テナント様内にも雨水の染み込みが有るとの事でした。窓周りのパッキン部分と外壁のジョイント目地をオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替をお勧めしました。
鉄部は腐食が進み穴の開いている箇所が有りました。ドアやドア枠、メーターBOXや消火器BOXはケレンして錆を落とし、錆止塗装後にクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
FRPの給水タンクも痛みが見えました。給水タンクは水質を悪化させぬ様に遮光塗装をお勧めしました。
一通り説明が終わると即決でご発注頂きました。早速手配し改めて契約書を作成して印を頂きに伺います。大変有難うございました。