さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市北区、Mキリスト教教会の屋根葺替と外壁塗装、コーキング打替が完工しました。長雨の影響で工期が大幅に延びてしまいましたが無事に終える事が出来ました。
　築１６年で初めての塗装工事です。かなり劣化が進んでいました。出来れば５．６年前にリフォームをした方が良かったかと思います。
　屋根はスレート瓦で屋根板金は釘浮が有り、瓦にはひび割れも見受けられ塗装膜も殆ど残っていませんでした。そのため塗装ではなく葺替る事になりました。
　ニチハ株式会社のガルバリウム鋼板製、横暖ルーフS／2BC1FW55　FブラウンS　での葺替を行いました。この製品は遮熱鋼板と断熱材の一体成型で耐久性能に優れ、建物内部には熱の籠りにくい製品です。
　ガルバリウム鋼板と言うのはアルミニウムと亜鉛、ケイ素を混合した物を鉄板にメッキした物です。錆びにくい物ですが、傷等でメッキが剥げた箇所や鋼板の切り口は錆びが発生しやすく、放置するとどんどん錆びて穴が開いてしまいます。ですから定期的なメンテナンスは欠かせません。
　破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分には隙間が発生し、そこから雨水が侵入しているため軒天には何箇所か雨もり痕が見受けられました。
　隙間をシーリング(コーキングで塞ぐ)し、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでライトグレーに塗り替えました。軒天はカチオン系の日本ペイント株式会社のケンエースGⅡで艶消しの白色に塗り替えを行いました。真っ白になって建物全体が明るくなりました。
　外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、反りや割れが見受けられ、表面はチョーキングを起こしていました。チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言います。塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。かなり劣化が進んでいました。
　外壁はエスケー化研株式会社のプレミアムシリコン／SR-178 クリーム色での塗り替えました。屋根の茶色との色彩バランスも美しく仕上がりました。
　コーキングもかなり劣化が進みひび割れや剥離で全滅状態でした。そのため雨水が侵入している形跡が有りました。全てオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替を行いましたので、もう雨水の侵入の心配は要りません。
　まるで新築の様に美しく生まれ変わりました。大変有難うございました。