さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　伊奈町のK様邸で屋根塗装や外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートが完工しました。
　緑豊かな新興住宅地の中に建つ洒落たデザインの築１１年、初めての塗装工事です。
　屋根は平板スレートとガルバリウムの瓦棒で構成されていました。塗膜はやや弱りコケの発生や屋根板金の釘浮も有りました。これ等を補修してエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンCLR-106 グレーで塗り替えました。
　これは遮熱塗料なので僅かですが夏涼しくなり、また、基材も熱の影響が減るため寿命が延びます。
　破風・鼻隠はジョイント部分の隙間をシーリング材で補修しエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで白に近いライトグレーで塗り替えました。
　軒天には雨もり染みが見られましたが破風・鼻隠の隙間を埋めましたのでもう大丈夫です。ここは日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ　艶消し白色で塗り変えました。真っ白く輝いてお住まい全体を明るくしてくれました。
　外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で何か所かひび割れや崩れが有り、塗装面は色褪せが酷くチョーキングも発生していました。
　チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。そのため僅かですが外壁に反りが見られました。
　この様な場合は注意が必要です。無理にビス留めしてしまうとそこから30㎝前後の所からひび割れが発生するからです。
　窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入により湿気で無塗装部分は膨張します。これが反りの原因です。
　また怖いのは表面の塗装膜も経年劣化により弱ると雨水が染み込みます。雨水の侵入と乾燥を繰り返したため元の粉に戻ってしまう事です。ですから定期的なメンテナンスは欠かせません。
　片方は模様がきれいなので日本ペイント株式会社のUVプロテクトクリア(透明な塗料)で現状デザインを生かす様に塗り替えました。もう一方は同社のパーフェクトトップND-013　ダークグレーで塗り潰しました。
　模様がきれいな方は殆ど白色なので２種類の外壁のコントラストがとてもきれいに仕上がりました。
　コーキングも劣化が激しく穴開きや剥離箇所が有りましたので、オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで打替を行いました。外壁色に合わせて2種類のコーキングで打替たのでとてもきれいな仕上がりです。
　ベランダ防水はトップコートがかなり荒れて基材のFRP(繊維強化プラスチック)からガラス繊維が露出していましたが東日本塗料株式会社のAUコートで塗り替えました。この塗料は駐車場等でも使用している丈夫な塗料です。
　通常基礎を塗装するお客様は少ないのですが今回は汚れが気になるとの事でエスケー化研株式会社のミラクシーラーエコで下塗し、ベースプロテクトで仕上げ塗装を行いました。
　まるで新築の様に美しく蘇りました。お客様にお喜び頂けた事をとても嬉しく思いました。大変有難うございました。