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さいたま市北区のU様邸とN様邸で同時に外壁塗装とベランダ防水トップコートが着工しました。U様邸とN様邸はすぐご近所で材質も形状も似ている築16年の素敵なデザインのお住まいです。
先週23日に足場を設置し、昨日26日に高圧洗浄を行いました。高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。
しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、シーベースでは必ず清掃します。
主な工事内容はどちらもほぼ同じで次の通りです。
屋根は焼き瓦なので塗装の必要は有りませんが、ビスの浮きを補修します。ビス浮きを放置すると雨水が侵入して内部の材木を腐らせてしまうからです。
破風・鼻隠には隙間が有り、そこから雨水が侵入しているためオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで埋めて補修し、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで白色に近いライトグレーで塗り替えます。
軒天にはかなり雨シミで黒くなっていましたが、雨水の侵入口を埋めるてから日本ペイント株式会社のケンエースGⅡで、艶消し白色に塗り変えます。
外壁は珍しい造りで窯業系のボードにジョリパットで塗装されていました。窯業系のボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固めたものです。表面の塗装が弱って雨水の侵入や乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまいます。また湿気により反りが発生するので表面の塗装膜が割れてしまう事も有ります。ですから10年前後の周期で定期的なメンテナンスは欠かせません。
窓周りはシーリングを行います。シーリングというのはコーキング等で隙間を埋めたり、そうなる前に隙間の発生し易い箇所に防衛策として雨等が入らぬ様にする事です。
ひび割れをシーラーやシーリング材で補修して現状と同じアイカ工業株式会社のジョリパットで塗り替えます。U様邸では T3033、N様邸ではT2702で塗り替えます。どちらもベージュ系ですが、U様邸の方がやや濃い色になります。ジョリパットは艶消しで独特な高級感が有ります。
ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水はトップコートがU様邸ではかなり、N様邸ではやや傷んでいました。傷んだトップコートはケレンして落し、新たに塗り替えを行います。
外壁の撥水性が低下しているため十分に乾燥させる必要が有るため今日明日はお休みして29日に作業を再開します。宜しくお願いします。