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さいたま市大宮区、K様邸の屋根塗装と外壁塗装は順調に進捗しています。
屋根はエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン/白色で上塗が完了しました。住宅で明るい色を使用するのは稀ですがK様邸の屋根は周囲から見えないために少しでも太陽光の反射率を上げるためです。
同じクールタイトシリコンでも黒色や焦げ茶色ですと太陽光の反射率が40%程度に対し白色は反射率が80%になります。夏はいくらか暑さが軽減されると思います。
外壁は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ND-010 白に近いライトグレーで中塗と上塗が完了しました。白に近い色彩で自己主張は有っても落ち着いた雰囲気になっています。
コーキングは次の要領で打替が完了しました。
1.撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に丁寧に撤去します。
2.清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様に縦目地に沿ってテープを貼って養生します。
4.プライマー
コーキング材と外壁サイディングの接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.ボンドブレーカー
コーキングが長持ちする様に通常はサイディングとサイディングの境にあるアルミのジョイントハットにボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープでコーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材が内部に引っ張られる事を防ぎ、外壁サイディングのみ接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするのです。
外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材はコーキングを弾くのでこの場合、ボンドブレーカーは入れません。
今回K様邸では元々ジョイントハットにボンドブレーカーが貼って有りましたので、この工程は省かれました。
6.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
7.均し
ゴムのヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
8.養生撤去
ある程度乾いたところでテープを剥がします。完全に乾いてしまうとテープが剥がれ難くなるので時間と様子を見ながら行います。
使用したコーキング材はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントです。品質もよく、色数が揃っているので外壁色に合わせる事が出来て美しく打替が完了しました。
いよいよ最終段階です。うまく行けば本日中に塗装と防水の工程が完了出来るかも知れません。
3月27日から昨日29日までの作業内容をまとめました。