さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市浦和区のN様より屋根塗装と外壁塗装の見積ご依頼を頂きました。N様は先日医院の屋根塗装と外壁塗装のご依頼を頂いたお客様で、今回は奥様が所有されている物件のご依頼でした。築２８年で１２年前に増築されたとの事でした。大変有難うございます。早速現状調査に伺いました。
　屋根はスレート瓦でひび割れが発生し、塗膜も劣化し撥水力が弱くなって苔が発生していました。屋根板金には錆が見られ、このままだと穴が空いてしまう可能性が有りました。またジョイント部分のシーリングも寿命が来ており雨水の侵入が懸念されます。２箇所、大きく捲れが有りました。これも強風に煽られると飛ばされてしまう危険が有りました。
　天窓が付いていますがガラスと枠の取合部分のパッキンにも劣化が見られました。
　破風・鼻隠と軒天はモルタル製でした。経年劣化でひび割れが多数発生していました。
　外壁はALC (セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)で、塗装膜が弱りチョーキングも酷く殆ど撥水していませんでした。
　チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。
　ALC外壁は塗装膜が有ってはじめて雨水の侵入が防げます。軽石の様な素材なので塗装膜が無くなると雨水はどんどん内部へ侵入してしまいます。強度を出すために中にラス網という金属網がサンドイッチされているのですが雨水が侵入すると錆びてプツプツと切れてしまい外壁の強度が保てなくなってしまいます。
　外壁の何か所かはひび割れて崩れていました。かなり脆くなっている様でした。ジョイントのシーリングも弱り、ひび割れが目立ちました。一部脆くなって崩れかけている箇所も有りました。
　外部の鉄骨階段も錆が目立ちステップ部分の滑り止めは剥離が見られました。木製のバルコニーも腐れが見られました。
　困った事に建物前面にサンルームと駐車場の屋根が有るためその上には組めません。強度を持って組む方法を考えます。
　見積書作成に2週間程頂きたいと思います。宜しくお願いします。