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さいたま市中央区のN様より屋根塗装と外壁塗装の見積ご依頼を頂きました。N様は今年5月に屋根塗装や外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水工事をさせて頂いたN様のご実家です。
当初、樋の雨だれが気になるとの事で現状調査に伺ったのですが恐らくゴミの詰まりが原因ではないかと思われます。屋根や外壁の劣化も気になるとの事で見積を作成する事になりました。
屋根はスレート瓦で塗膜が殆ど無く撥水していませんでした。瓦の割れや釘浮も見られました。このままではまずいと感じました。
破風・鼻隠はカラー鉄板製でした。塗膜はかなり痛みが見え、若干錆びている様です。
軒天もカラー鉄板製でした。表面は荒れているものの錆等は殆ど無く良い状態でした。
外壁はモルタル製でした。ひび割れも前回の塗装工事の際に補修されていて殆ど問題の無い状態でした。
外壁の塗装はチョーキングが進んでいました。チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。こうなるとモルタル自体も弱って来ます。
外壁に付帯している飾り板は塩化ビニール被覆鋼板で、前回の塗装工事では何もしていませんでした。そのため木目調のプリントはすっかり変色していました。怖いのはこれが破れる事です。過去何件か同じハウスメーカーM社の塩化ビニール被覆鋼板のビニールが破けてしまい悲惨な状態になってしまった現場を見ました。竣工当時は洒落た木目調でもプリントされたビニールですからどうしても劣化は進みます。ハウスメーカーも30年後の事を考えればこの様な物は使わない筈ですが今更言っても仕様が有りません。今回塗装しておかないとそろそろ破けてしまうと思います。
窓周りのシーリングも然程問題無い様にお見受けしましたが、念のために別途で見積もろうと思います。
バルコニーはアルミ製の外付け式なので防水もトップコートもご不要です。ただ比較的大きめのフラワーボックスが有り、これはFRP(繊維強化プラスチック)で表面のトップコートは塗り替えが必要です。
樋も塩化ビニールで変色して劣化が進んでいますのでやはり割れやすくなっているため塗装が必要です。
玄関ドアは木製でした。こちらも変色が進んでいました。傷んでしまう前に塗り替えた方が良いと思います。
見積作成に2週間程頂きたいと思います。宜しくお願いします。