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さいたま市浦和区、N様の歯科医院で最後に残っていたウレタン塗膜防水が完了しました。
防水に必要な立ち上がり部分は浮きが発生してこのまま防水しても数年で剥がれる可能性が有ったため下地を安定させる必要が有りました。そこでアルミ製のアングルを取り付けて浮きを補修し、その上からコーキングで押さえました。ドレン周りからも漏水が見られたため隙間をコーキングで埋めました。
防水部分の劣化も激しかったためカチオンを塗布して下地を安定させました。カチオンというのはセメント系の下地処理剤で1つは補修に有効です。ひび割れ等にも染み込んで埋めてくれます。もう1つは強力な接着剤としての働きが有ります。
カチオンは+(プラス)の電荷を持った「陽イオン」で、反対にアニオンは-(マイナス)電荷を持った「陰イオン」です。
その上にプライマー(接着剤)を塗布し、ウレタン防水層を作りました。最後にトップコートを塗って完了です。
ウレタン防水はシームレスで柔らかいゴムの様なバケットが出来るイメージです。モルタルの様に地震等で割れる事は有りません。これでもう雨もりの心配はご無用です。
後は足場の解体が残るのみです。当初患者さんの出入りに支障の無い様に休診日の来週水曜日を予定していたのですが、大型で非常に強い台風第16号が近づいているため急遽足場の解体を10月1日に変更しました。何よりも安全第一です。
※ 9月25日から本日29日までの作業内容をまとめました。