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蓮田市、M様邸で駄目拾いや足場の解体が終わり、屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水がようやく完工しました。強風や低温に悩まされて大分時間が掛かりましたが隅々まで丁寧に補修し美しく仕上げました。
M様はシーベースをインターネットで見つけられたとの事です。シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約6年間位ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。検索順位が上がる仕組みはよく分かりませんが、真面目に地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているのか、とても有難い事です。
うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
屋根は洋風のモニュエルセメント瓦で施工前は経年劣化のためセメントが溶解している箇所が多数見受けられ、撥水力も落ちて北側は苔で覆われていました。
大変だったのは、この瓦はスラリー層が有るため非常に厄介で普通に洗浄しただけではスラリー層が塗料を弾ていしまうため塗装しても剥離が早いので、徹底的に落とし下塗材も接着力の強い物を使用しなければならなかった事です。
スラリー層を落とした際、大量の色素が一緒に落ちたため足場やネット、地面を赤く染めてしまいました。これ等を洗い流すのに1日掛かりました。
釘浮きや瓦のズレを補修しエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-102 チェスナットブラウンで仕上げました。
これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。
特にこの様なセメント瓦は焼き瓦と違って熱や雨に弱いので最適な塗料です。また自治体により遮熱塗装をすると補助金を出してくれる場合が有りますので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
屋根の上裏と破風・鼻隠の取合や、軒天と外壁との取合にはシーリングがされていませんでした。
シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキングで埋めて塞ぐ事です。雨は上から垂直に落ちるだけでなく風が吹けばこれらの取合から侵入してしまいます。この隙間は全て塞ぎました。
破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分は隙間が空いており、かなり雨水が侵入している模様です。内部に侵入した湿気で軒天も黒ずみ、雨が漏れ出た痕も有りました。
これ等の隙間を全てシーリングし破風・鼻隠は同社のクリーンマイルドシリコン/白色に近いライトグレーで、軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗装しました。
破風・鼻隠は輝きを取り戻し、黒ずんでいた軒天は真っ白に塗り替えられてとても明るくなりました。
外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。意匠外壁と単色の組み合わせです。
単色部分は同社のパーフェクトトップ/ND-370 ホワイトで、意匠部分はUVプロテクトクリア(透明な塗料)で元の雰囲気を損なわぬ様に塗り替え意匠外壁と単色外壁のコントラストがとても美しく仕上がりました。
外壁の縦目地や窓周りのコーキングは固くなりひび割れて全滅状態で、ここからも雨水が侵入していましたが全て打増と縦目地部分は打替を行いました。
コーキングはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで外壁近似色と意匠外壁は目地色で打替を行いましたので、違和感なく仕上がりました。
1階と2階の間には窯業系のモールが有りますが、こちらもジョイントは隙間が大分空いていました。ここも破風・鼻隠と同様の方法で施工しました。
バルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水になっていました。東日本塗料株式会社のAUコートでトップコートを行いました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。ライトグレーに塗り替えられてバルコニーの中も明るくなりました。
とても素晴らしい仕上がりです。お客様にもお喜び頂けた事を何より嬉しく思いました。長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。