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さいたま市大宮区のHアパートで屋根のケレンや幕板の塩化ビニール被膜捲れ補修、鉄部のケレンや錆止め塗装を行いました。
屋根は鋼板で以前の塗装がかなり剥げていました。このまま塗装しても古い層から剥離してしまうので傷んだ表面をサンドペーパーやナイロンタワシ等で丁寧に落としました。かなり削りカスが出ましたので清掃も完了しました。
屋根の周りを覆う幕板は塩化ビニール被覆鋼板(トタンにビニールを接着している物)で、経年劣化のためトタンを接着して覆っているビニールが縮んで所々破れていました。これは非常に厄介な状態です。接着している箇所が殆どのため、剥がれている箇所から数センチの所にカッターを入れて切り落とし、捲れにくくなる様に端末をケレンして馴染ませます。
その上で錆止め塗装を行いました。錆止め塗料は錆を防ぐだけでなく仕上げ塗料の接着も良くするからです。前回の工事ではケレンや錆止め塗装の工程が省かれていたため仕上げ塗料の接着が悪く、塗膜の剥離が起こっていました。
横樋を留めている釘は殆どが浮いていたため打ち込み直しました。このままでは再び釘浮が起こるので、後でコーキングを打って頭留を行います。
樋受け金物や霧除、 雨戸枠コーナー、物干ハンガー、基礎格子、ササラ(階段の両側に走る斜めの板材)部分はケレンして錆止塗装が完了し、1階廊下の鉄骨部分は途中まで進捗しました。
ケレンすると錆や古い塗膜が粉状になって落ちてきます。吸い込まぬ様にマスクをし、落ちた削りカスは風で飛んでしまう前に早めに清掃しています。
2階部分は雨戸の取外しに着手しました。順調に進捗しています。
※ 昨日4月7日と8日の作業内容をまとめました。