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さいたま市中央区のN様へ外壁塗装の見積説明に伺いました。ご夫婦お揃いで熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
N様はハウスメーカーP社の社長I様からのご紹介でした。I様からのご紹介はこれで8件目になります。I様大変有難うございました。一緒に見積の説明には社長I様も同席して下さいました。
ハウスメーカーP社らしい洒落たデザインの2階建てで築11年のお住まいです。屋根はガルバリウム鋼板製で強度的には殆ど問題は無く、塗装の必要は有りませんでした。ただもし暑さ対策のご希望が有るならエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンでの塗装をお勧めしました。この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高く、色による違いは有るものの、明るい色ならば80%の反射率が有ります。屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれ、夏は若干楽に過ごせます。さいたま市では遮熱塗装をすると補助金を出してくれるので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
屋根板金には釘浮きが見られました。釘浮を放置すると雨水が釘を伝って野地板(スレート瓦が乗っているベニヤ板) に染み込み木を腐らせてしまいます。ハンマーで打込み、コーキングで釘頭を留める様にお話ししました。
屋根の上裏(野地板の下側)は劣化して雨水を含んだらしく、若干荒れが見られました。ケレンして傷んだ部分を落とし、木部用シーラーを塗ってから仕上げ塗装をする様にお話ししました。
軒天は僅かに黒ずみが見られました。外側からの汚れではなく内部から湿気が放出される際に出来た黒ずみです。この部分は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えをお勧めしました。
外壁はコントラストの強い2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。北側は苔で緑色に変色していましたが、その他は特に問題有りませんでした。外壁は同社のパーフェクトトップでツートンカラーに塗り分ける様にお勧めしました。
コーキングは固く痩せており、僅かにひび割れが見られましたが築年数にしては良好でした。これはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替をお勧めしました。
バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床は、隅々まで踏んでみましたが異常は有りませんでした。トップコートは流石に劣化が見られました。FRP自体は水や光に弱いためそれを保護するのがトップコートです。この部分は東日本塗料株式会社のAUコートでの塗り替えをお勧めしました。
霧除やシャッターボックス、水切には錆も無く比較的良好でしたが塗装膜はやや傷んでいるのでエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
樋はジョイント部分から雨漏りが見られましたのでシーリング(コーキング等で隙間を塞ぐ事)をしてからクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
一通り説明が終わると即決でご発注頂きました。大変有難うございました。改めて契約書を作成して印を頂きに伺います。宜しくお願いします。