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さいたま市緑区、F様邸の屋根塗装と外壁塗装は順調に進捗し、共に上塗が完了しました。
屋根のケラバ(屋根の端で斜めに降りる部分)の板金とスレート瓦の取合の隙間も全てコーキングで埋め、釘浮きも補修をしたのでもう雨水の侵入の心配はなくなりました。
屋根塗装はエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン CLR-110スレートブラック(黒色)で塗り替えました。施工前は、かなり苔が発生し白茶けていましたが黒光りする重厚感溢れる屋根へと変身しました。
この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。さいたま市では遮熱塗装をすると補助金を出してくれるので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
外壁塗装は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで行いました。この塗料は艶有で汚れが着きにくく微弾性なのでひび割れにくい性質が有ります。適度な厚みも付くので丈夫で長持ちします。
配色は施工前と明るさを逆にして2階部分(現状暗い色)はND-503 白に近いクリーム色に、1階部分(現状明るい色)はND-282 ややくすんだクチナシ色で行いました。施工前はお住まいが落ち着かない雰囲気だったのは明暗の配置が上下で逆だったためです。これでとてもすっきりしました。また色彩の組み合わせも丁度良く美しいコントラストです。
樋も目荒らしをして塗装も完了しました。荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り、微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちするのです。
養生解体も進み、窓の開閉も可能になって風通しも良くなったと思います。いよいよ最終コーナーです。残り少ない作業も最後まで気を抜かずに進めて行きます。
※ 4月30日から昨日5月2日までの作業内容をまとめました。