お問い合わせ
良い業者の見分け方 お問い合わせから完工まで 成功する外壁塗装 会社案内 お客様の声 よくわかる用語集 建築に役立つ建物名称 火災保険適用 助成金について あんしん保証 シーベースブログ 協力業者募集
2022/6/21 (火)
さいたま市浦和区のI様へ屋根塗装と外壁塗装の見積説

さいたま市浦和区のI様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    さいたま市浦和区のI様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市浦和区のI様へ屋根塗装と外壁塗装、バルコニーFRP(繊維強化プラスチック)防水の見積説明に伺いました。熱心に耳を傾けて下さり大変有難うございました。
 I様はシーベースをインターネットで見つけられたとの事です。このところインターネット経由での見積依頼が大変増えています。
 シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約6年間位ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。検索順位を上げるのは大変な苦労が要る様ですが真面目に地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているのか、とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 静かで落ち着いた住宅地に建つ築25年の2階建てのお住まいで2回目の塗装工事でした。前回はO社の施工でした。
 屋根はトタン製の一文字葺で天窓が5カ所も有りました。その内1カ所からは雨もりが有るとの事でした。
 一文字葺きと言うのは屋根材を水平方向に一直線になるように葺くやり方で銅板やトタン、ガルバリウム鋼板等、金属板葺きに多い工法です。
 雨もりの原因は3つ考えられました。1つ目はガラスとフレームの取合に入っているパッキンが劣化して雨水が染みてしまう事です。これは取合部分をシーリングする事で簡単に治ります。
 2つ目は屋根材と天窓のフレームの隙間から入った雨が染み込んでしまう事です。スレート瓦などの場合はフレームの周囲をカットして、新しい防水紙(アスファルトルーフ等)をフレームの周囲に敷き直して瓦を復旧させる方法です。アスファルトルーフの寿命は7年から12年前後と言われています。これは屋根の熱で紙に染み込んでいたアスファルトが蒸発してしまい元のただの紙に戻ってしまうからです。そのため雨水が撥水できずに野地板まで染み込んでしまうのです。
厄介な事にI様邸の屋根は金属屋根であるため、途中からカットする事が出来ません。かと言って屋根を外して葺き直すには多額の費用が掛かるため現実的では有りません。
そこで屋根材と天窓のフレームの隙間にコーキングでシーリングをする事を提案しました。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキングで埋めて塞ぐ事です。コーキングはかなり深くまで充填する必要が有ります。また、フレームの下1/4位の所は雨が抜け易い様にシーリングは行いません。
 原因の3つ目は非常に厄介です。一文字葺きは上下の瓦を組み合わせているのですがその組み合わせの部分に入った雨が横に流れるため天窓のフレームへ伝って来る事が有ります。これもフレームの脇のアスファルトルーフを敷き直さないとどうにもなりません。いずれにせよ1つ目と2つ目の方法をしっかりとやる事をお勧めしました。
 これ等の補修の後、屋根塗装はエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンでの塗りかえをお勧めしました。この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。また、さいたま市では遮熱塗装や断熱塗装をすると補助金を出してくれるので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
 屋根の上裏は経年劣化のため荒れていました。この部分はケレンして傷んだ部分を落として破風・鼻隠と一緒に塗装する様にお勧めしました。
 破風・鼻隠の一部は板金が巻かれていました。それ以外の箇所は木製でジョイント部分のコーキングが痩せていました。コーキングで隙間を塞ぎエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
 軒天はケイ酸カルシウム板で外壁との取合部分に隙間が空いている箇所が有りました。ここはシーリングをした後、日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えをお勧めしました。
 外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)ですが前回の塗装工事の際にジョイント部分の目地の上から硬い塗料で塗装してしまったため、その部分がひび割れていました。また前回の塗装は攪拌が不十分だったためかなり斑の有る仕上がりになっていました。
 そこで同社のパーフェクトトップで単色に塗り潰す方法と、多彩色模様塗料(塗料の中に様々なカラーチップが入った物)ペリアートUVでの塗り替えをご提案しました。どちらも微弾性塗料なのでひび割れにくいのですがペリアートUVの方が膜が厚いためひび割れには強い塗料です。ただ価格も高額になります。
 バルコニーのFRP防水床は隅々まで踏んでみましたがFRPには異常が有りませんでしたが、トップコートはかなりひび割れが見られました。
 前回現状調査の時は人工芝が敷いて有り雨で湿ったままになっていました。FRPは湿気や光に弱いので、これは撤去した方が良い旨お話ししました。今回は撤去されていて几帳面なご家族だと思いました。
 雨戸や水切等には錆も無く比較的良好でしたが塗装膜はかなり傷んでいました。樋は元の色の反対色で塗装したためやや剥離部分が目立ちました。これ等の箇所もクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
 一通り説明が終わると即決でご発注下さいました。改めて契約書を作成して伺います。宜しくお願いします。大変有難うございました。