最新の投稿
さいたま市見沼区のW様邸で屋根塗装と外壁塗装、付帯部分の塗装が着工しました。
W様は今年8月に工事が終わったI様のご親戚でご紹介頂きました。I様、大変有難うございました。
14日に足場を設置し、15日には高圧洗浄が完了しました。そのため、本日まで乾燥させるためにお休みしました。
静かで緑の多い住宅地の中で広い敷地の中に立つ築40年以上のお住まいです。お庭もよく手入れがされていて美しい花が咲いています。主な工事内容は以下の通りです。
屋根はトタン葺きの瓦棒です。棟板金の釘浮きや錆を補修してエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-147スノーホワイト(白色)で塗り替えます。この塗料は遮熱タイプなので地球温暖化対策としてさいたま市から補助金が受けられますが、先着順で予算が無くなると受けられなくなってしまいます。
遮熱塗料は太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。今回のCLR-147スノーホワイトは反射率80%なので真夏には大分室温を下がって良いと思います。
軒天は木製で経年劣化により荒れて一部20cm位亀裂が入り2cmの穴が見られました。こういう所はコウモリや虫等が侵入して巣を作りやすく、現在穴の空いていない箇所も数年で同様な状態になるため上張りを行います。
玄関庇の上からは雨水の侵入した形跡が有り、木製の軒天は雨染みにより変色していました。玄関庇の上部はシーリングを行います。シーリングというのは隙間や穴、ひび割れ等で雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
木製の玄関以外の軒天は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗り替えます。玄関の軒天は大阪ガスケミカル株式会社の防腐塗料キシラデコールで塗り替えます。
キシラデコールは浸透性の塗料なので若干シミや汚れは見えてしまいますが木目が見えて質感が良いと思います。
窓周りや飾り板も木製で破風同様に塗膜剥離が見られ、この部分はクリーンマイルドシリコン/濃い茶色で塗り替えます。
屋根と外壁の一部にはアスファルトシングルが張って有りました。アスファルトシングルというのは、ゴムやガラス繊維にアスファルトをコーティングし、彩色焼成砂を圧着したものです。防水性や耐候性、耐久性は瓦やスレートに比べて劣りますが費用は安く、柔らかく色彩も豊富です。
塗装しても剥離し易いので一般的には定期的に葺き替えます。葺替のサイクルはメーカーにより10年から20年程度になります。
今回は当初塗装しない予定でしたが、全体がきれいになると、その部分が目立つので剥がれても良いから塗装して欲しいとのご要望で塗る事になりました。
外壁は金属サイディングで一見問題無い様に見えるのですが、あちこち錆が発生していて腐食により穴が空いてしまった箇所が数か所有りました。
錆で崩れてしまった箇所はケレンして錆を落とし、穴を補修後にクリーンマイルドシリコン/SR-403やや黄色味がかった茶系ベージュで塗り替えます。
鉄骨部分も錆があちこち発生しており、やはり穴の空いてしまった箇所が有りました。同様の工程になりますが穴は金属テープで補修し、同塗料のライトグレーで塗り替えます。
雨戸は同塗料の濃い茶色で塗り替えます。暫くご不便をお掛けします。宜しくお願いします。