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さいたま市北区のT様より屋根塗装の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。早速現状調査に伺いました。築23年で2度目の塗装工事です。
屋根はスレート瓦で前回はご自身で水性塗料を使って塗装したとの事でした。大変困った事に塗り斑が激しく塗膜の残っている所とそうでない所が有りました。
また水性塗料は溶剤系塗料の6割程度の耐久性しかなく、本来溶剤系塗料で塗装すべきなのですが一旦水性で塗装してしまうとその上に溶剤系塗料は使用が不可能です。これはリフティングと言って古い塗料が溶解してしまうからです。
更に困った事に瓦と瓦の重なり部分が殆ど埋まっていました。そのため瓦の隙間からカビや苔が噴き出していました。これは雨もりの原因にもなりますので塗装する前に全て縁切りし、スペーサーを入れないと屋根自体が危うい状態になってしまいます。
縁切りと言うのは、スレート屋根を塗装した後に瓦と瓦の重なっている部分が塗料でくっついてしまった部分を、カワスキ(金ベラ)等を使って手作業で切って隙間を空けて行く作業の事です。
スペーサーと言うのは瓦と瓦の重なり部分に入れるくさびの事で、これにより雨水が排出されやすくするものです。
やはり塗装はプロに任せるべきで、素人が良かれと思ってやった事が仇になってしまう事がよく有ります。
見積書の作成に1週間前後頂きたいと思います。宜しくお願いします。