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さいたま市北区、Y様邸で外壁塗装とバルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水トップコートが昨日着工しました。
例によって初日は足場を設置し、本日2日目は高圧洗浄が完了しました。2日間煩くなりましてご近所の皆様には大変ご迷惑をお掛けしました。
高圧洗浄は、きれいにすると言うよりもコケや痛んだ基材や塗膜を高圧の水で剥し落とす事が目的です。しっかりとコケや不良部分を剥離しないと、新しく塗装しても傷んだ部分と一緒に剥がれ易くなるからです。
洗浄できれいに出来なかった所の内、塗装に影響が有る箇所はブラシで汚れを落とします。いつもの様に樋の中もきれいに掃除しました。普段はまったく見えない箇所ですが、意外とゴミや枯葉等が溜まっていて詰りの原因になりますので、シーベースでは必ず清掃します。
主な工事内容は以下の通りです。
屋根は陶器瓦で瓦を留めているビスがあちこち浮いていましたので締め直します。塗装の必要は有りません。
破風・鼻隠は板金巻きのため、ジョイントの隙間も無い状態でした。塗装膜は劣化していましたのでエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで濃い茶色に塗り替えます。
軒天はやや変色して脆くなっていました。この部分は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ艶消し白色で塗り替えます。
外壁はALCで塗装膜が殆ど無くなって劣化により殆ど撥水されていませんでした。ALC は、セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートの事です。軽くて成形や施工が楽なのですが塗装膜が劣化すると雨水が染み込んでしまい補強のための内部のラス網が錆びて切れてしまい強度が落ちたり崩れたりしまいます。つまりALCにとって表面の塗装膜は非常に重要な働きをします。
ALC板のジョイント部分はひび割れや塗膜が接着していない箇所が有りましたので補修を行います。
外壁塗装は日本ペイント株式会社のペリアートUV/pa-21 ナチュラルハニーで塗り替えます。
これは多彩色模様塗料(塗料の中に様々なカラーチップが入った物)です。仕上がりは石の様に見えて高級感が有ります。吹付塗装で仕上げるのですが、やや肉厚で微弾性(柔らかく伸縮性が有る)なので、傷んだALCのひび割れを塗装膜がカバーしてくれ丁度良いと思います。
バルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水で表面のトップコートが荒れていました。これは塗装するとささくれ易い困った状態です。東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗り替えます。これは駐車場等にも使用される防塵塗料でかなり丈夫です。
樋はジョイントに隙間が有り、若干雨水が染み出ているので隙間を塞ぎクリーンマイルドシリコン/濃い茶色で塗り替えます。霧除や水切も艶が無くなり劣化が進んでいましたので同じ塗料で塗り替えます。
シャッターボックスはクリーンマイルドシリコンを調色(何色かの色を混ぜて必要な色にする事)してサッシの色に合わせて塗り替えます。
暫くご不便をお掛けします。どうぞ宜しくお願いします。