さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市西区のO様より屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、バルコニー防水の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
　早速現状調査に伺いました。緑豊かな環境の良い地域でハウスメーカーD社製、築２８年で２回目の塗装工事です。前回の塗装工事は１５年ほど前との事でした。
　ハウスメーカーD社の物件は今までも工事をしていますが比較的きちんと造られていて全体的には良好な状態でした。
　屋根はスレート瓦で若干釘浮きが見られました。苔も発生しており殆ど撥水力が落ちていました。
　鼻隠は板金製で殆ど隙間も無く良好な状態でした。軒天はサイディングボードを使用しているため汚れや染みも少なく良い状態でした。
　外壁は単色でしたが２種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)を使用しておりチョーキングが進んでおり、部分的に湿気の影響で反り始めていました。
　チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。反りや割れも見られました。また雨水の侵入と乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまいやがてボロボロになってしまうので定期的な塗装は欠かせません。またサイディングが反ってしまった所は反りを戻す事は出来ません。
　外壁のジョイントはコーキングが打たれていましたがこちらはかなり劣化が進んでおりひび割れが目立ちました。
　バルコニーは塩化ビニール防水床の上にプラタイルが敷かれていました。年数の割には良好な状態が保たれていました。
　樋はジョイント部分からの雨漏りが見られました。雨漏りと言っても室内に漏っている訳ではないのであまり問題は有りません。
　見積書作成に１０日前後頂きたいと思います。宜しくお願いします。