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さいたま市大宮区、Eマンションの屋上防水工事は北側棟でウレタン塗膜まで進捗し、鉄部の塗装も完了しました。
北側棟では十分な乾燥時間を取り、カチオンをケレンし清掃。そしてプライマーを塗布し絶縁シートを貼り込みました。シートの端末は補強のためのシーリングを行い、古い脱気筒は切断して撤去し、新規に脱気筒を取り付けました。
平場と立ち上がり共に、AGCポリマー建材株式会社のサラセーヌでウレタン防水層を仕上げました。立上り部分は粘性の高い物を使用します。そうしないと乾く前に垂れてしまい下の方より上の方の厚みが薄くなって結果的に強度が落ちてしまうからです。
滑らかに均一に斑なく仕上げるのは熟練した職人たちの技術です。ウレタンは塗る時は液体なのですが時間と共に溶剤が揮発して硬化してゆき、ゴムの様な柔らかな状態になって固まります。
鉄部の塗装は屋上の出入口と機械室の出入口のドアとドア枠です。かなり腐食が進んでおり下の方は穴が空いていました。これ以上錆による腐食が進まぬ様に錆びている箇所はケレンして錆を落とし、錆止塗装を行いました。穴の空いてしまった箇所はパテで補修し、ひび割れたドア周りはコーキングを充填して雨水の侵入が起きない様にしました。
2日間の晴れ間の間に大分作業が捗りましたが、また数日天候が芳しく有りません。残りはほんの僅かなのですが無理をせず、条件の良い状態で仕上げたいと思います。
※5月11日、12日の作業内容をまとめました。