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さいたま市南区のT様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替が完工しました。静かな環境の住宅地に立つ築27年の3階建てで屋根は10年前に補修を行い、外壁は初めての塗装工事でした。
主な塗装工事内容は以下の通りです。
屋根はスレート瓦で大屋根は(3階の屋根)は見えませんでしたが、下屋根を見ると釘浮きやスレート瓦の割れが見られ劣化が進んで撥水していませんでした。
板金の釘浮きやジョイントの隙間をシーリング(コーキング材等で隙間を塞ぎ雨水の侵入を防ぐ事)し、スレート瓦のひび割れ補修後にエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-159(クールホワイト)で塗りかえました。これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
黒かった屋根が真っ白く塗り替えられて光輝いて眩しいのですが3階なので周囲からは全く見えません。
屋根の上裏は雨水を何度も吸ってしまったため、大分荒れて腐れが見られました。ケレンして傷んだ表面を落としてから破風・鼻隠と一緒にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/白に近いライトグレーで塗りかえました。
破風・鼻隠はセメント板でジョイント部分にかなり隙間が見られました。隙間を補修して上記の塗料で塗りかえ輝いています。
ケイ酸カルシウム製の軒天は雨水が侵入したため内部でカビが生えたのか、黒ずみが目立ちました。隙間や欠損部分を補修して日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえました。施工前と比べてとても明るくなりました。
横樋は取付金物が外れ、雨水が溜まってしまい重みで変形していました。樋受金物と横樋を取り付け直しました。またジョイント部分からも雨漏りが有りました。これ等を補修して前出の塗料で塗りかえました。
外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。雨水を何度も吸ってしまったため脆くなり何か所か崩れてしまった箇所が有りました。
崩れてしまった箇所は下地の材木まで傷んでいたためベニヤ板とパテやコーキングを使って補修しました。塗装は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップND-010 白に近いライトグレーで塗りかえました。丈夫で仕上がりの艶や色彩が美しく、汚れにくさや耐久性にも優れた塗料です。
コーキングは全滅で全く機能していませんでした。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラント/外壁近似色で打替をしました。これは価格の割に丈夫で長持ちします。
雨戸や霧除、水切等の鉄部も表面の塗装膜が大分劣化していました。雨戸はクリーンマイルドシリコン/白に近いライトグレーで霧除と水切は同塗料の15-20B濃い茶色で塗りかえました。
全体的にはほぼ白色に見えます。太陽光の影響も軽減されて真夏は幾分楽になったと思います。長い間ご不便をお掛けしました。大変有難うございました。