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さいたま市大宮区のG様より賃貸マンションの雨漏り補修の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。駅から徒歩10分の好立地でテナントと賃貸マンションの3階建て複合物件でした。
G様は今年6月にKマンションの外壁塗装や屋上防水、タイル目地防水、伸縮目地防水、シーリング等、大規模修繕工事をさせて頂いたリピーターのお客様です。今回もご依頼頂き大変有難うございました。
早速現状調査に伺いました。天気予報では曇りマークでしたが、到着すると小雨が降っていました。丁度雨水の流れや染み込み具合から劣化箇所が良く分かりました。
2年前に他社で雨もりによる部分工事を行ったとの事でしたが、今回も同じ箇所からの雨もりでした。
屋根は折板でパラペットに覆われていました。外壁はALCです。ALCというのはセメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートの事です。軽石に似た形状をしているため塗装がしっかりしている時は問題無いのですが、塗装膜が弱ってしまうと雨水が侵入してしまいます。またラス網という内部の金属網も錆びて強度を保てなくなるので定期的なメンテナンスは必要不可欠です。
ALC板のジョイントや窓周りのコーキングもかなり傷んでおり、此処からも雨水が侵入していました。
外部の鉄骨階段もかなり劣化が進み、塗装膜の剥がれやフレームの断裂が見られました。フードや樋受け金物、看板用の支柱もかなりの錆で、きちんと補修しないで数年すれば折れる等、危険な状態でした。
貯水槽や外部のメーターボックスも錆や劣化が進んでいました。シャッターにも錆の発生が見られました。
内部の階段室は玄関ドアやドア枠、メーターボックスの劣化は然程ではないのですが床面のシーリングが駄目になっていました。また軒天の染みの状態から見るとあちこち雨水が回ってしまっている様です。
今回の雨もり箇所を直すためには窓周りのシーリングだけでは無理だと思います。雨の侵入口・・・つまり外壁やパラペットと屋根の取合等、何か所か直す必要が有ると思います。念のため全体を補修した場合と、部分補修の両方の見積を作成します。
少々お時間を頂きたいと思います。