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5年前に塗装や雨もりの補修工事をさせて頂いた、さいたま市桜区のS幼稚園で雨漏り補修が着工しました。
その節は大変有難うございました。今回は前回とは別の箇所のご依頼です。広々とした園庭に2つの園舎が有り、子供達ものびのびと楽しそうです。
今回の施工は3階屋上の明り取り用のドームの下からの雨もりと、2つの園舎のジョイント部分からの雨もり、またこれをつなぐ通路の外壁からの雨もりの補修です。
3階屋上の明り取り用のドームはアルミのフレームにアクリル板が取り付けられている物でジョイント部分にはコーキングが打って有りました。またドーム本体と屋上のジョイントも同様にコーキングが打たれていました。
そのコーキングは寿命が来ており隙間や穴が見受けられました。ここから雨水が侵入しています。そこで、これ等のコーキングを全て打ち換えます。
もう一カ所は2つの園舎をつなぐ部分です。この部分は外階段の上にドームが取り付けられているのですが、そのジョイントには微妙に隙間が有るためそこから雨水が侵入していました。この部分は外壁とジョイント用のドームのフレーム、アクリル板等の面が皆バラバラなので板金を折って雨押を作り取り付けます。
通路の外壁にはポリカーボネート製の波板庇が取り付けられており、外壁と波板庇との取合には板金の雨押が取り付けられています。
雨押の上はシーリングそれていないため外壁に当った雨がそのまま雨押の内側を伝って流れ落ちているためここもコーキングでシーリングを行います。また一部雨押の無い箇所も有りますのでこの部分はコーキングを行います。
スタートは3階屋上の明り取り用のドームです。コーキングは以下の工程で行いました。
1.撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2.清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落としました。
3.養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様に充填する両脇に養生テープを貼りました。
4.プライマー
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに均一な量を打って行きます。
6.均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
7.養生撤去
テープを剥がして完了です。
通路の外壁からの雨もり補修も同様の工程で行いました。この部分は外壁に板金の雨押が取り付けられているのですが、雨押と外壁との間に1mmから2mm程度の隙間が有ります。
また、その脇にはポリカーボネート製の波板が同様に外壁との取合に僅かな隙間が有ります。僅かな隙間ですが此処からの雨もりはかなりの量になります。
コーキング材はコニシ株式会社のMSシールを使用しました。とてもきれいに仕上がりました。
明日からは引き続き、板金工事になります。宜しくお願いします。