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さいたま市見沼区のT様邸で和室の内壁塗装が着工しました。T様は2020年9月にアパートの屋根塗装や外壁塗装、防水や付帯部分の塗装工事をさせて頂いたリピーターのお客様です。覚えていて下さり大変有難うございました。
このところリピーターのお客様や以前工事させて頂いたお客様からのご依頼が増えています。とても有難い事です。丁寧で優良な塗装工事をする業者はとても少ないので探すのは大変だと思います。
私から見ると特段塗り替えの必要は無さそうに見えるのですが、一部エアコンを外した穴や傷、細かい染み等が気になるとの事でした。
京壁と言うのは表面がざらっとした趣の有る壁です。京都で発達した土壁上塗りの総称で土壁上塗りの色土材料や技法がこの付近から発展したのでその様に呼ばれています。
今回は左官仕上げではなく塗装で塗りかえを行います。この方法は既存の壁を掻き落とす必要が無く、費用も安く済みます。
仕上がりの見た目は然程変わりません。既存の壁の劣化や痛みが然程でもないので塗装で十分です。
色は艶消しの白色をお選び頂きました。和室の壁が白色と言うのはとても珍しくて個性的です。お隣のリビングの壁が白色なので、そちらに合わせたのだと思います。
養生が完了しました。養生というのは、塗料等が付着してはいけない部分をビニールやテープで被う事です。折角貼っても塗装後に剥がしてしまうので無駄な作業の様にも、また簡単な様にも見えますが、非常に重要な工程です。しっかりと留めないと塗料が染み込んでラインがきれいに出ません。シーベースの塗装が美しく仕上がるのもこの様な事にも丁寧に行っているからです。
コンセントのカバーを外し、壁に空いていた穴はパテで埋めました。そして、日本ペイント株式会社のシミ止めシーラーを塗りました。これは内部での塗装のための水性でホワイトシーラーです。タバコのヤニや雨もり染みを止めます。またその上に塗る仕上げ塗料との接着も良くなります。
初日はここまでの作業になりました。この後、数日間乾燥が必要です。十分に乾く前に中塗を行うと塗装膜に亀裂や縮が起こってしまうリスクが有るからです。