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2024/3/27 (水)
さいたま市緑区のK様より屋根塗装、外壁塗装の見積依

さいたま市緑区のK様より屋根塗装、外壁塗装の見積依頼     さいたま市緑区のK様より屋根塗装、外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市緑区のK様より屋根塗装、外壁塗装、コーキングの打替、バルコニー防水トップコートの見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。
 K様はシーベース エンタープライズをインターネットで探されたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
 シーベース エンタープライズのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 最近ではインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 早速現状調査に伺いました。環境の良い住宅地に立つ築18年の2階建てで初めての塗装工事です。
 屋根はスレート瓦で釘浮きや棟板金のジョイントの隙間も見られました。苔も発生しており殆ど撥水していない状態でした。
 釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約12mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。また強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。
 ジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
 アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
 ただ一般的な建売住宅等で使用されている物は寿命が7~8年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。
 屋根瓦はあちこちにひび割れが見られ欠損箇所も有りました。通常の劣化よりも大分進んでいる様に感じました。
 鼻隠はセメント板でジョイント部分にやや隙間が見られました。ここから雨水が侵入しており内部に溜った湿気によるカビでケイ酸カルシウム板の軒天から湿気が抜け出ようとして黒ずみが見られました。
 外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、かなりチョーキングが進んでいました。
 チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。反りや割れも見られました。また雨水の侵入と乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまいやがてボロボロになってしまうので定期的な塗装は欠かせません。
 K様邸の外壁は3パターンが有り、1つは模様のきれいな意匠サイディング、もう一つはフラットなサイディングに塗装でうろこ模様が付けられ、もう一つはフラットな塗装になっていました。外壁のジョイントコーキングはひび割れて寿命が来ていました。
 バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床は隅々までチェックしましたが基材に問題は無かったものの表面のトップコートは寿命が来ていました。
 樋も変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。勾配が取れておらず横樋には水たまりが有りました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
 出来れば10年程度のスパンできちんと定期的に塗装を行えば家と同じ位の期間使用できるのですが脆くなってしまうと強風に煽られたり雪の重みで割れてしまう事が有ります。樋の交換費用は足場代も含めると50~60万円程度掛かります。
 シャッターボックスや霧除、水切等の鉄部も表面の塗装膜の劣化が進んでいました。外構も塗装膜が大分劣化していました。外構はブロックですがモルタルの厚みが足らずブロックのジョイントに沿ったスジが出ていました。
 見積書の作成に1週間位頂きたいと思います。宜しくお願いします。