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2024/4/27 (土)
さいたま市西区、S様邸の屋根塗装と外壁塗装が完工

さいたま市西区、S様邸の屋根塗装と外壁塗装が完工     さいたま市西区、S様邸の屋根塗装と外壁塗装が完工

 

 さいたま市西区、S様邸の屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水トップコートが完工しました。落ち着いた緑豊かな住宅地に建つ築20年のお住まいで初めての塗装でした。
 施工不良をやり直し、バルコニーのFRP防水床トップコートと駄目拾いを行い、足場の解体後に足場が邪魔で出来なかった下屋根(1階の屋根)の上塗を行いました。
 駄目拾いというのは、塗料やコーキングの垂れや飛び跳ね、擦れ、はみ出し、バリの出っ張り等の補修の事です。どんなに丁寧に仕事をしても気付かぬ内にこれ等は起こります。上から下まで何度か見て回り不良個所の補修も完了しました。また敷地をお借りしたお隣様の物置の屋根等もきれいに拭き取り、お礼に伺いました。
 仕上がりはとても美しく、まるで新築の様に生まれ変わり、途中施工不良が有ったにも関わらずお客様にもお喜び頂けた事を何より嬉しく思いました。
 S様は2019年6月に息子さんのお住まいで屋根塗装や外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水の工事をさせて頂いたさいたま市北区のN様のご紹介です。N様にも完工のご報告とお礼の連絡をしました。大変有難うございました。
 屋根はスレート瓦で棟板金の釘は何本か浮いていました。棟板金の釘浮を放置すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板に染み込み木を腐らせてしまいます。また強風に煽られて棟板金そのものが捲れたり飛ばされたりする事が有るので注意が必要です。棟と降り棟の板金の取合部分のコーキングも殆ど働いておらず、雨水の侵入も懸念される状態でした。
 スレート瓦は塗膜が劣化し撥水力も落ち変色していました。おそらく瓦のひび割れも発生している筈です。
 これ等の釘浮きやジョイントの隙間、スレート瓦のひび割れ補修を行い、板金はケレンして錆を落とし錆止め塗装をしてからエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-110スレートブラック 黒色で塗りかえました。
 これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。白茶けていた屋根も黒光りする重厚感の有る屋根へと生まれ変わりました。
 破風・鼻隠とモールのジョイントは殆ど隙間が有り雨水が侵入しているため表面の被膜が捲れていました。捲れた部分は削り取ってパテで補修し、隙間のシーリングを行い、目荒らしをしてからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/黒色で塗りかえました。痛みの激しかった箇所は多少凸凹が見られますが光り輝いてきれいになりました。
 シーリングというのは経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
 表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
 逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
 軒天は大分黒ずみ、かなり脆くなっている箇所が有りました。こちらも傷んだ部分を削って隙間も補修しました。そして日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえました。真っ白く塗りかえられてお住まい全体が明るくなりました。
 外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でかなりチョーキングや反りが発生していました。
 チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。
 こうなると雨水を吸って乾いてを繰り返すうちに元の粉に戻って行きます。脆くなって崩れてしまう事も有りますので注意が必要です。
 外壁塗装は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで多重多色塗装を行いました。単色で塗ってしまうと、どうしてものっぺりとした仕上がりになってしまうためお住まいの雰囲気を損ねてしまい易いのです。
 多重多色塗装というのは下塗が1層、中塗が2層、上塗が1層(状況により2層)で行います。
 中塗と上塗の色を変える事により外壁の凹凸によって色彩が変わるため立体感が生まれます。しかし色彩の組み合わせを失敗すると野暮ったく、安っぽくなってしまいます。そうならぬ様に色選びには細心の注意が必要です。シーベースではそうならぬ様に色選びのアドバイスをさせて頂きます。また弊社の施工では微妙なグラデーションがとてもきれいに仕上げられます。
 お客様がお選びになった色は外壁の凹凸の低い部分(目地)はパーフェクトトップ/ND-371 明るいパステル調ベージュで、高い部分(表面)はパーフェクトトップ/ND-370 白色です。とても美しく上品な色彩に仕上がりました。
 コーキングは元々充填量が少なく、ひび割れや穴開き、剥離が有り、ほぼ全滅状態でした。こうなると大分内部へ雨水の侵入が有ると考えないといけません。雨水が侵入する事で当然内部の木部は腐り易くなりますし、窯業系のサイディングですから雨水を吸って乾いてを繰り返すうちに元の粉に戻ってしまいます。つまりその部分は崩れてしまうので注意が必要です。
 コーキングはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで外壁の目地の色に合わせて打替を行いましたので自然な仕上がりになりました。
 樋はジョイントに隙間が発生して雨水が漏れて汚れが目立っており材質も劣化が進んでいました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
 この部分は隙間を補修してエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/黒色で塗りかえました。こちらも輝きを取り戻しました。
 ベランダはFRP(繊維強化プラスチック)防水でした。基材には問題が有りませんでしたが下地の板のジョイント部分を研磨せずにFRPを作ってしまったため段差が発生し、トップコートが剥離し寿命が来ていました。
 ここは東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗りかえました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。ベランダ内も光の反射でとても明るくなりました。
水切には竣工当時のビニールがそのまま付着していましたが奥様が時間を掛けて丁寧に取って下さいました。大変有難うございました。この部分もクリーンマイルドシリコン/黒色で塗りかえきれいになりました。
 全体的に屋根や破風・鼻隠、樋、水切の黒色と軒天の白色、外壁の白色とパステル調ベージュの組み合わせの色がバランスよく調和して美しく生まれ変わりました。
 また必要な時にはいつでもご連絡下さい。大変有難うございました。