さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。
さいたま市大宮区寿能町2-98-5
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さいたま市大宮区のN様邸で屋根塗装と外壁塗装、付帯部分の補修と塗装、コーキングの打替、バルコニーFRP(繊維強化プラスチック)防水トップコートが完工しました。とても美しい仕上がりです。
N様はさいたま市内にお住まいの息子さんからのご紹介でした。ご紹介ですと実際に施工する職人達や仕上がりの状態等の情報が得られるので安心だと思います。
こうして株式会社 シーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いのです。プロペイント、塗装と防水の専門業者の中で、丁寧に補修し下地処理をしっかりと行って長持ちする施工をする優良な塗装業者を探すのは大変です。
ハウスメーカーはS社で、落ち着いた住宅地に立つ築２４年の２階建てで屋根塗装と、バルコニーの防水トップコートは２回目、外壁塗装や付帯部分の塗装は初めてとの事でした。
屋根の棟板金は釘浮きやジョイントの隙間が多数見られました。板金の釘浮を放置したり、ただ打込んだだけだと徐々にまた抜けて来ます。すると雨水が釘を伝って板金内部の貫板(厚さ約１２mmの杉板)に染み込み木を腐らせてしまいます。
ジョイントの隙間からも雨水は侵入します。この部分からの雨水はスレート瓦の下のアスファルトルーフに流れてしまいます。
アスファルトルーフィングというのは紙にアスファルトを染み込ませ雨もりを防ぐための物で防水紙や防水シート等とも言われています。屋根瓦の下に敷き屋根瓦が欠けたり強風で雨水が屋根瓦の隙間から下に落ちてもその下の野地板(屋根瓦を乗せるための板)に雨が染み込む事を防ぎます。
ただ一般的な住宅等で使用されている物は寿命が７～８年の物が多く、経年劣化でアスファルトが蒸発してしまい、ただの新聞紙の様になってしまいます。こうなると侵入した雨水はその下の野地板に染みて腐れの原因になります。
そこで屋根板金のジョイントのシーリングや釘浮きの補修、釘頭のコーキングによる接着を行いました。
シーリングというのは竣工時にはもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
前回の塗装業者はベタ塗りをしてしまったため、瓦と瓦の取合部分に塗料の目詰まりが見られました。そのため湿気が内部に溜ってしまい、苔の吹き出しがみられましたがこれは高圧洗浄時に徹底的に落としました。湿気が内部に溜ってしまうと、野地板等の屋根材を腐らせてしまう恐れが有ります。
エスケー化研株式会社のクールタイトプライマーで下塗を行い、タスペーサーを装着しました。
タスペーサーというのは株式会社セイムの屋根塗装用部材で屋根瓦が上下に重なっている隙間から雨水の排出がされやすい様にするためのポリカーボネート製のクサビ形の部品です。通気も良くし下地の材木の腐れも起きにくくするための部材です。
そしてエスケー化研株式会社の遮熱塗料、溶剤系クールタイトシリコン／CLR-103ココナッツブラウンで塗りかえました。
クールタイトシリコンは太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。色にもよりますが黒色や濃い茶色の場合は５０～４０％、白色や明るいブルー等の場合は８０％以上の反射率が有りますので通常の塗料と比較すると性能の良さが分ります。
CLR-103ココナッツブラウンの太陽光の反射率は４０％から５０％になります。かなり塗装膜が剥げて白茶けていた屋根が美しく輝きを取り戻しました。
破風・鼻隠はセメント板で全てのジョイント部分にやや隙間が見られました。ここから雨水が侵入すると内部に溜った湿気によるカビ等が発生する場合があります。この隙間部分はオート化学工業株式会社のオートンイクシードでシーリングを行いました。
破風・鼻隠の塗装面はやや荒れていますので、目荒らしを行ってから同社のクリーンマイルドシリコン／15-20B濃い茶色で塗りかえました。
目荒らしというのはサンドペーパーやナイロンタワシで表面を擦り微細な傷を付ける事です。古い塗装面も同様の作業を行って、劣化塗膜を除去します。この場合はケレンと言います。錆落としの作業もケレンと言います。
表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
逆にケレンや目荒らしが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程を丁寧にきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
こちらも艶やかにきれいになりました。
軒天はケイ酸カルシウム板製でした。比較的良好な状態で、この部分は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ／艶消し白色で塗りかえました。艶消し白色は光を乱反射するためより白く見えてお住まい全体が明るくなりました。
外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。
ややチョーキングが進んでいました。チョーキングと言うのは、別名「白亜化」とも呼ばれ、塗装表面が紫外線や熱、雨、風などの外的要因によって劣化することにより、塗料の色成分である顔料がチョーク（白墨）のように粉状になる現象です。これは、塗膜が劣化して機能を失い、塗装表面が雨水を撥水しにくくなってしまうため雨水の吸収と乾燥を繰り返すと非常に脆くなり割れや変形を起こします。塗装を再施行しても、表面の粉状の部分と一緒に塗膜が剥がれやすくなってしまうため塗装の持ちが悪くなって効果が持続せず、再度塗り直しが必要になる事があります。シーベースでこの様な状態に塗装する場合は高圧洗浄で十分に劣化塗装膜を落とし下塗材をたっぷりと吸わせて下地を補強してから本塗装を行うので長持ちします。
僅かに塗装膜の剥離や欠損が見受けられました。これ等の部分はコーキング材で補修しました。
外壁塗装は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ／ND-372茶系ベージュを使用して単色で塗りかえました。
パーフェクトトップはラジカル制御技術により塗膜の劣化を抑制する高耐候性の塗料で紫外線や雨風等に強くシリコン系の塗料よりも長持ちします。
美観的にも程よい艶感が有り汚れにくく、色あせしにくい塗料です。株式会社 シーベースでは約６割程度の割合でこの塗料を使用しています。お客様の印象もとても良い製品です。
上品で落ち着いたきれいな色で付帯部分の濃い茶色と調和が取れています。
外壁のジョイントコーキングは比較的良い状態を保っており、剥離は僅かでした。窯業系のサイディング外壁にとってコーキングは生命線です。
コーキングの劣化によってジョイントから雨水が侵入し、乾燥してまた雨水が侵入し・・・を繰り返しているうちに木口の部分は粉に戻ってしまったり脆くなってボロボロに崩れてしまったりするからです。また劣化が進んでしまうと新しくコーキングを打っても粉になった部分とは接着が甘くなるので剥離し易くなってしまいます。
この部分はオート化学工業株式会社のオートンイクシードで外壁塗装色に合わせて打替を行いました。
オートンイクシードは特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合することにより国内でもトップクラスの約２０年の耐久性、耐候性の「超寿命シーリング材」で評判の良い製品です。
バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床は隅々までチェックしましたが、ひび割れ等基材に問題は有りませんでした。表面のトップコートも比較的良好な状態でしたが、そろそろ寿命になります。
この部分は東日本塗料株式会社のAUコート／フォックスグレーで塗りかえました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
バルコニーの中も輝きを増してとても明るくなりました。
霧除はスチール製で塗装膜には劣化による変色が見られました。霧除を載せているベニヤ板は雨水の侵入により腐り始めていました。
腐れ部分は削って除去し、板金部分はエスケー化研株式会社後エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで、軒天部分は日本ペイント株式会社のケンエースGⅡで塗りかえました。
当初予想していた腐れは0.5㎜位の厚みでしたので思っていた程ダメージは有りませんでした。
樋も箇所によりやや変色やジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。この部分はオートンイクシードでシーリングを行いました。
材質そのものもやや脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。
これが酷くなると割れてしまう事が有り交換が必要になる事が有ります。樋の交換費用は意外と掛かるもので建坪約100㎡程度のお宅の場合足場代も含めると５０万円前後掛かります。
目荒らしをしてからクリーンマイルドシリコン／ND-372茶系ベージュで塗りかえました。こちらも艶やかに蘇りました。
シャッターボックスや雨戸と水切等の鉄部も表面の塗装膜の劣化が進んでいました。こちらもケレンしてからクリーンマイルドシリコン／ND-372茶系ベージュで塗りかえました。
雨戸は面積が広いのでお住まいが新しくなった様に感じました。
基礎から出ている塩化ビニールホース周りはシーリングがされていませんでした。
この部分から雨水が侵入してしまうと内部はベタ基礎(建物の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込んだ基礎の事)に雨水が溜ってしまい湿気が抜けにくくなってしまいます。
塩化ビニールホースは一部破れが有りますのでたっぷりとコーキングを打って補修しオートンイクシードでシーリングを行いました。
N様からグーグルへの口コミ投稿を頂きました。
地域／大宮区
施工内容／屋根塗装・外壁塗装
評価／★★★★★
屋根塗装の訪問営業が急に増え始め、そろそろ塗ったほうがよいだろうかと気にはなっていたものの頼むならちゃんとしたところにお願いしたく、まずは１社見積りを取ってみましたがこれがかなりの高額で。見積書には屋根塗装・外壁塗装以外にも塗る箇所などが何項も連なっていて、そこまで塗る必要があるのかも、それが妥当な金額なのかも素人の自分たちには全くわからず。
実は別の会社に屋根塗装だけ依頼した前回も仕上がり具合からすれば高かったと感じていて・・・同時期に塗装してたご近所さん宅はまだ良い状態なのに、うちは見た目にもとても同じ年月が経過したものとは思えない状態で・・・
なので散々悩みましたが次こそは納得いくところに！という思いからもう１社、見積りを依頼してみることに。ですがネット検索すると塗装会社はたくさん出てくるわけで。口コミやHPを見ても絞れないし選べない。困って身内に相談したところシーベースさんのお名前が。身内が勧めるならきっと安心と信じて早速お電話したところ、すぐに調査に社長さんもいらしてくれて、後日その調査時に撮影した写真を見ながら屋根などの状態やどのような作業になるかなどとても分かりやすく丁寧に説明して下さいました。
見積書についても同様に詳細をご説明頂いて内容も十分納得でき、お値段も結果的にはお値段以上の素敵な仕上がりで大満足でした。
何かと物騒な昨今、施工開始前に職人さんはどなたがいらっしゃるのか教えていただけて助かりました。シーベースさんのHPでお写真を拝見できたので安心でした。
仕事が丁寧で、とても感じのよい職人さんでした。黙々と一生懸命に作業なさっている姿に、母がとても感心しておりました。朝夕寒くなり、日が落ちるのが早くなってきた時期でもありましたので色々とご苦労もあったかと思いますが綺麗に仕上げて下さりありがとうございました。
日々、行った施工内容をメールでご報告いただけたのもありがたかったです。添付された写真で作業風景が見れるのも興味深かったですが何より綺麗に塗装された箇所を見るのが楽しみでもありました。
足場が解体され、見違えるように綺麗になった我が家を見て、ああシーベースさんにお願いして本当によかったと感じました。
次回もまた是非依頼させていただきたいと思っておりますので、その時にはどうぞよろしくお願いいたします。
大変お世話になり、ありがとうございました。
お忙しい所、高評価のご投稿を大変有難うございました。ご満足頂けました事を職人共々とても嬉しく思いました。
屋根や付帯部分の濃い茶色と外壁の柔らかな茶系ベージュ、軒天の艶消し白色がとても美しくマッチしていて良い色を組み合わされたと思います。まるで新築の様です。
また必要な時にはいつでもご連絡下さい。増々寒くなりますのでお体を大切になさって下さい。
これからもN様ご家族のご健康とご多幸を心よりお祈りしています。大変有難うございました。
