施工内容 | 屋根/陶器瓦/釘浮補修、面土・漆喰補修 |
施工エリア | さいたま市大宮区 |
施工期間 | 2週間 |
施工を終えて | 築25年のお住まいで屋根瓦の釘浮や面土・漆喰の欠落、外壁は、ひび割れ箇所が多数有ったため肉厚の塗料を使用しました。 |
屋根の棟瓦は殆ど釘が浮き、抜けている箇所も有りました。
面土・漆喰の欠落箇所も有りました。
破風・鼻隠は板金で、塗膜の劣化が激しく、軒天には雨もり染みが有りました。
外壁のひび割れは多数発生していました。
ベランダ床の防水も経年劣化が進み2ヶ所亀裂が有りました。
高圧洗浄
苔や汚れ不良塗膜を落とします。この作業をきちんとしないと、塗料の吸着が悪くなり、結果的に長持ちしなくなってしまうからです。
瓦外しと面土補修
屋根の雁振瓦(棟の一番上の瓦)を外し面土を補修します。
漆喰仕上
面土の外側を漆喰で固めます。
瓦の釘浮補修
瓦の釘浮補修-2
ハンマーで打ち込み、コーキングで釘頭を留めます。
樋や破風・鼻隠の目荒らし
ナイロンタワシや極細目のサンドペーパー等で表面を均す事を目荒らしと言います。この作業をすることで表面に付着していた汚れやゴミを取り除き、表面が滑らかになります。
また目に見えない微細な傷を付ける事で塗料の吸着が良くなるため塗装が長持ちします。
樋や破風・鼻隠の塗装
樋は塩化ビニール製です。太陽光や雨水で加水分解という化学反応を起こして劣化して行きます。塗装する事でこれを防ぐ事が出来ます。
破風・鼻隠はトタン板なので錆を防ぎます。どちらも溶剤系のシリコン塗料で塗装します。
外壁下塗とひび割れ補修
水性シーラーで下塗を行います。下地を補強し、仕上げ塗料との接着も良くします。シーラーを染み込ませて埋めました。
直後で刷毛で均すためひび割れ痕は目立たなくなりました。
外壁の中塗
水性セラミック・シリコンの微弾性塗料で中塗を行います。
外壁の上塗
中塗と上塗は同じ塗料です。3層塗る事で塗膜に厚みを持たせ、強度を増します。また、ムラを無くし美しく仕上がります。
霧除や出窓側面の板金塗装
板金類は目荒らしをし錆止め塗装後に溶剤系シリコン塗料で塗装します。
雨戸の目荒らしと塗装
目荒らしを行い溶剤系シリコン塗料で吹付塗装を行います。吹付塗装は粒子が微細なため隅々まで塗料が届き、滑らかに美しく仕上がります。
エアコンホーステープの上巻
ベランダ床防水の亀裂
パックリと口を開けた亀裂から雨もりしていました。
ベランダ床防水亀裂部分の補修
亀裂部分をカットし、内部からウレタン塗膜防水を行います。
まずは1層目です。
ベランダ床防水亀裂部分の補修-2
ウレタン層を2層形成しました。この後トップコートで仕上げました。
破風・鼻隠は落ち着いた焦げ茶色に、軒天は真白く塗り替えられてお住まい全体が明るくなりました。
外壁も白色で新築の様に美しく輝いています。
沢山有ったひび割れもすっかり隠れてしまい、何処にひび割れが有ったのか分かりません。
外壁や軒天は白く、その他は焦げ茶色で統一したため落ち着いた仕上がりになりました。
コントラストがとてもきれいです。