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2017/2/8 (水)
さいたま市南区のS様から外壁塗装と屋根塗装の見積依

さいたま市南区のS様から外壁塗装と屋根塗装の見積依頼    さいたま市南区のS様から外壁塗装と屋根塗装の見積依頼

 

 さいたま市南区のS様から外壁塗装と屋根塗装の見積ご依頼を頂きました。大変有難うございました。早速現状調査に伺いました。築19年で初めての塗装工事です。過去、何度も雨漏りが発生し、その度に補修をされたそうです。
 スレート屋根は殆ど塗膜が弱っており北側はコケが生えています。釘浮や板金の乱れも確認出来ました。おり釘浮も見られました。
 破風・鼻隠のジョイントには隙間が開いており、軒天に雨もり染みが出ています。これも問題です。
 外壁は部分的に小さなあばたの様な変質箇所が有ました。原因は外壁の小さな傷です。この外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)のため、傷から雨を吸い、乾燥しを繰り返す事で元の粉に戻ってしまうのです。あばたに見えたのはこの様に粉に戻ってしまった部分です。酷くなるとそこから崩れてしまうので雨水が染み込まない様に塗装が必要です。一般的な窯業系サイディング外壁の場合、約10年前後で塗装が必要になります。
 コーキングは殆ど全ての箇所が劣化して剥離したりひび割れたりしてそこから雨水が侵入しています。一般の皆様で気付かれる方は少ないと思いますが、とても重要なポイントです。雨が染み込むと外壁が反ったり、内部の木が腐ったり、湿った木にシロアリが発生したり等、大きなリスクです。コーキングは侮れません。
 ベランダは雨もりが発生したとの事で、防水工事をしたそうですが、シート防水のため、このシートが劣化していました。またシート自体が薄く、下地から浮いているためにこのままでは穴が開くと思います。更に丈夫なシートを重ねるか、ウレタン塗膜防水を行う必要が有ると思います。
 見積は5社から取られるとの事ですが、是非良い塗装業者をお選び頂きたいと思います。かなり厄介な工事になると思います。見積書の作成に10日程頂きたいと思います。