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さいたま市大宮区、O様邸の屋根塗装と外壁塗装、ベランダ防水トップコートが19日に着工し、20日に高圧洗浄を行いました。
築19年で初めての塗装工事です。かなり劣化が進んでいますが隅々まで丁寧に補修して行きます。
屋根は平板スレートで、塗膜は弱り北側はコケの発生も有りました。屋根板金の釘浮も何箇所か見つかりました。屋根板金の釘浮補修後にエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコンで塗り替えます。これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため建物内部に熱さが溜まりにくい塗料です。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。またこの塗料は、さいたま市の地球温暖化対策として補助金が支給され、僅かですがお客様のご負担も減る製品です。色はCLR-110 黒色で行います。
破風・鼻隠には隙間が有り雨水が侵入したため軒天には雨シミが見えました。隙間をシーリング(コーキングで塞ぐ)し、エスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで黒色に、軒天はカチオン系の日本ペイント株式会社のケンエースGⅡで白色に塗り替えます。
外壁はモルタルでひび割れやチョーキングが見えました。ひび割れは大変問題です。雨水が染み込んで内部のラス網を錆びさせてしまうので外壁の剥落に注意が必要です。
チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言います。塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事をチョーキングと言います。酷くなると折角塗装しても塗料が接着しにくくなるため塗装の寿命が短くなってしまいます。
アイカ工業株式会社のジョリパットでT1028明るいベージュの艶消しで塗り替えをします。現状よりかなり明るくなり見栄えも良くなるはずです。
ベランダFRP(繊維強化プラスチック)防水はトップコートがかなり痛んでいました。伺うとデッキブラシで何度か洗ったとの事でした。トップコートは極めて薄いので柔らかいほうきか洗車ブラシの様な物を使用しなければいけません。この部分はライトグレーのトップコートで塗り替えを行います。
外壁がモルタルで痛みも激しいため、高圧洗浄後は2日間乾燥させ23日から塗装工程に入ります。宜しくお願いします。