さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　昨日、上尾市のK様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、ベランダ防水工事が着工しました。昨日は足場の設置、本日は高圧洗浄と２日連続で騒音が出まして、ご近所様には大変ご迷惑をお掛けしました。
　K様は先日同様の塗装工事が完了したN様邸のお隣です。この一角の約２０棟は同じハウスメーカーA社で建てられたもので殆ど似たデザインと同じ材質で建てられています。
　今回は7棟目の工事になりました。そのため、このハウスメーカーの欠点や弱点も良い点も全て知り尽くしています。
　静かな新興住宅地に建つ洒落たデザインの築１２年のお住まいで初めての塗装です。
　屋根はスレート瓦で板金の釘が大分浮いていました。スレート瓦の表面は劣化し撥水力が落ちているためコケやひび割れの発生も有りました。
　屋根板金の釘浮補修後にエスケー化研株式会社の溶剤系クールタイトシリコン　CLR-110　スレートブラックで塗り替えます。これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため建物内部に熱さが溜まりにくい塗料です。また屋根瓦も熱から少しは守られるためひび割れ等のリスクも減ります。僅かですが室温を下げてくれますので真夏には良いと思います。
　破風・鼻隠はセメント板で軒天は窯業系のボードでした。あちこち隙間が発生し雨水の侵入痕が見られるため隙間補修後に破風・鼻隠はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンで白に近いライトグレーに塗り替えます。
　軒天は一般的にはケイ酸カルシウム板を使用するのですが、雨もり染みの痕が着き易いためハウスメーカーA社では窯業系のボードを使用しています。現状はグレーで雰囲気が暗いため、カチオン系の日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ　艶消し白色で塗り替えを行います。
　外壁は2種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で僅かにチョーキングや反りが発生していました。また北側はコケが生えて緑色に変色していました。
　ツートンカラーで片方は濃い色にしたいとのご希望でした。水性塗料の場合濃い色を使用すると10年程度で色が褪せてしまうため、この部分はエスケー化研株式会社の溶剤系塗料クリーンマイルドシリコンの特注色　ダークブルーに塗り替えます。　
　もう片方は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ　ND-101白に近いライトグレーで塗り替えます。コントラストがとてもきれいになると思います。
　現状コーキングは充填量が非常に少なく、ひび割れや穴開き、剥離が有り、ほぼ全滅状態でした。こうなると大分内部へ雨水の侵入が有ると考えないといけません。雨水が侵入する事で当然内部の木部は腐り易くなりますから注意が必要です。オート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントで外壁色に合わせて打替を行います。
　ベランダ床防水は基材がFRP(繊維強化プラスチック)でした。トップコートはかなり荒れ、一部剥がれてしまっている箇所が有りましたが幸い基材には問題無かったのでのトップコートのみ塗り替えを行います。
　明日は乾燥のため１日お休みし、明後日から塗装の工程に入ります。暫くご不便をお掛けしますが、どうぞ宜しくお願いします。