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さいたま市北区、Nビルでタイル外壁のコーキング打替や屋上の不良防水塗膜の撤去が完了しました。
タイル外壁のタイル目地は本来モルタル系の目地材で補修するのですが、今回ALCにタイルが張って有る事や劣化状態から安全性を考えて一部コーキングを使用する事にしました。
タイル目地も伸縮目地もどちらもコニシ株式会社/MSシールNB/ライトグレーで打替を行いました。工程は以下の様になります。
1. 撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
2. 清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
3.テープ養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様にテープを貼って養生します。
4. プライマー塗布
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
5.充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
6.均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
7.養生撤去
テープを剥がします。
とてもきれいに違和感なく仕上がりました。
屋上防水部分は不良ウレタン防水塗膜の撤去と不良モルタルの撤去にかなりの日数が掛かりました。通常半日も有れば剥がせるものなのですが、なんと4日も掛かってしまいました。何故かと言うとウレタンが劣化してボロボロになっていたため剥がす際に一気に撤去できないので部分部分の小さな面積で剥がすからです。
更に困った事に下地のモルタルの材料が極端に不均一で、あちこち溶解しており、溶解部分を撤去すると2cm程の穴が空いてしまいます。また表面のモルタルが本体に接着していない箇所が有りました。
そのまま施工は出来ないので、その部分は斫って撤去する必要が有ります。長年屋上防水の施工をしていますが想像以上の状態だったため予定より4.5日多く、人員と手間も掛かってしまいました。雨もりを防ぐためなので、きちんと施工し、長持ちさせたいと思います。
空いてしまった穴はモルタルで埋めています。この作業にも2.3日掛かりますが、出来るだけ表面を平らにしたいと思います。
※ 11月27日から昨日12月3日までの作業内容をまとめました。