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さいたま市浦和区のN様邸で残っていた階段ステップの端末シーリングが完了し、屋根塗装と外壁塗装、外壁のシーリング、バルコニーの防水、鉄骨階段塗装が昨日ようやく完工しました。
N様邸は9月に塗装工事をさせて頂いた歯科医院院長先生のご自宅でリピーターのお客様です。
お住まいはバレエとダンスのスタジオと一緒になっており大きな建物で普通の住宅の2.5倍の大きさで、スタジオらしい色彩の外壁で素敵なデザインです。
屋根はスレート瓦で塗膜が劣化し撥水力が弱くなっていました。そのため苔が大分広がっていました。ひび割れも目立ちました。
屋根の棟板金は捲れて隙間が発生し、そこから雨水が侵入している模様で、棟板金の釘は浮きも見られました。
スレート瓦のひび割れや棟板金の捲れ、棟板金の釘浮き、板金のジョイントの隙間等を補修してエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-161 コットンホワイトで塗り替えました。
この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材のダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。また、さいたま市の補助金も受けられるためお客様のご負担も僅かですが軽減されます。
屋根には天窓が有りますがガラスと枠とのパッキンも弱っている様で雨もりの原因になりそうです。この部分はシーリングを行いました。
屋根の上裏には雨水が侵入したせいで腐れが見られました。傷んだ部分を落とし、木部用のシーラーで下塗した後、破風・鼻隠と一緒に塗装しました。
破風・鼻隠と軒天はモルタル製でした。あちこちにひび割れが発生しているため内部まで雨が染みている様でした。ALC(セメントペーストに発泡剤を加えて内部を金属網で補強した軽量気泡コンクリートのこと)外壁も同様です。
破風・鼻隠と軒天の下地のラス網にモルタルを引っ掛けて形成しています。ALC外壁も補強のために内部にラス網が入っています。ひび割れから雨水が侵入すると内部のラス網が錆びて切れたり、膨張してモルタルを砕いたりして強度が落ちてしまい、モルタルが剥落したりALCが割れて崩れたりしてしまいます。
ひび割れをシーリング材で補修してから日本ペイント株式会社のパーフェクトトップ/ピ-コックブルー(やや緑がかった青色)の特注色で塗り替えました
霧除や樋受金物はスチール製で錆が見られました。鉄骨階段も大分錆が出ています。もう5年位早めにメンテナンスをしておいた方が良かったと思います。特に階段は強度の問題が有り傷み過ぎると危険な状態になってしまいます。木部にも腐れが発生していました。
鉄部はケレンして錆を落とし、錆止め塗装後にエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/淡い青紫色で塗り替えました。
木部も腐っている箇所は削り落とし木部用シーラーを塗り、クリーンマイルドシリコン/クリーム色で塗り替えを行いました。
バルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水床になっており表面に痛みが見えました。東日本塗料株式会社のAUコート/フォックスグレーで塗り替えました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
とても素晴らしい出来栄えです。難しい色の組み合わせでしたがご希望通りになって良かったと思います。大変有難うございました。