さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市見沼区のS様へ屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替、バルコニー防水の見積説明に伺いました。ご夫婦お揃いで熱心にお聞き下さり大変有難うございました。S様のお住まいは先月完工したM様邸の直ぐご近所でした。
　静かな住宅地に建つ築１４年の2階建てで、ご近所様よりも一回り大きなお住まいでした。
　屋根はスレート瓦で塗膜が劣化し撥水力が弱くなっていました。また若干苔が生えていました。屋根の棟板金の隙間やケラバ板金の釘浮きもかなり見られました。棟板金は通常長尺物(長い物)を使用するのですが何か所かジョイントされていました。この部分は水平なので強風の雨天時にここから雨が入り込んでしまいますのでシーリングをお勧めしました。シーリングというのは雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で隙間を塞ぐ工程です。
　ケラバや棟の板金では釘浮きが見られました。その中は材木ですので雨水が釘を伝って染み込み木を腐らせてしまう事が有ります。釘は打込んで再び浮いて来ない様にコーキングで頭留をお勧めしました。
　屋根塗装はエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンでの塗りかえをお勧めしました。この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。さいたま市では遮熱塗装をすると補助金を出してくれるので僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
　破風・鼻隠はセメント板で何か所かひび割れておりジョイント部分は隙間が空いていて雨水が侵入している模様です。
　ひび割れや隙間を補修してエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをおすすめしました。
　軒天はサイディング材を使用していました。外壁との取合に隙間が有りここからも雨水が侵入していると思います。この部分もシーリングして、日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗りかえをお勧めしました。
　外壁は２種類の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)でした。２種類共単色で、コントラストの有る組み合わせで洒落たデザインでした。
　外壁の色の薄い面は日本ペイント株式会社の水性パーフェクトトップで、色の濃い部分は同じ塗料か、エスケー化研株式会社の溶剤系クリーンマイルドシリコンでの塗りかえをおすすめしました。
　外壁塗装は濃い色を水性塗料で塗りかえた場合10年前後で色が抜けて斑になり易いので、濃い色での塗り替えをご希望の場合は溶剤系塗料を使用します。それで上記の様な組み合わせをお勧めしました。
　コーキングは固く痩せており、僅かに穴が開いている箇所が有りました。これはオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替をお勧めしました。
　バルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)防水床は隅々まで踏んでみましたがFRPには異常が有りませんでした。トップコートは痛みが見られましたので東日本塗料株式会社のAUコートでの塗りかえをお勧めしました。これは駐車場等にも使用される防塵塗料でかなり丈夫で長持ちします。
　シャッターボックスや水切には錆も無く比較的良好でしたが塗装膜はかなり傷んでいましたのでクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
　樋はジョイント部分から雨漏りが見られました。隙間をシーリングの後クリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
　何社か合見積を取られていると思います。慎重に、安いという事だけにとらわれず丁寧な仕事をする優良な塗装業者をお選び頂ければと思います。