さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　上尾市、I様のご実家でバルコニーのFRP(繊維強化プラスチック)床防水トップコートと雨戸の吹付塗装が終わり、外壁塗装の工程が完了しました。
　施工前、バルコニーの床防水部分はFRPの防水トップコートがそこら中剥離していました。厄介な事に殆どは剥離しているものの部分的には接着しており、カワスキやナイロンタワシ等を使用して不良塗膜は剥がせたのですが微妙に古い物が残っています。FRPは無理なケレンを行うとFRPそのものを傷めてしまうため程々にしか剥がせないのですが、これが実に厄介です。
　新規に塗り直した時に塗料が乾いて縮む際に古い塗膜が引っ張られてささくれ立つリスクが有るからです。これはやってみないと分かりません。
まず不良塗膜を撤去して、アセトン(他の物質を溶かす有機溶剤)で油分や汚れを除去します。東日本塗料株式会社のAUコート専用のプライマーを塗布し、乾燥後にAUコート　フォックスグレーで塗り替えました。このトップコートは駐車場等にも使用される耐候性、耐摩耗性、防塵性に優れた塗料です。フォックスグレーは明るい色彩なのでバルコニー内も明るくなりました。
　雨戸はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン黒色で吹付塗装を行いました。吹付塗装は塗料の粒子が微細なため周囲に塗料が飛散しない様に周りをビニールで覆う手間が掛かりますが微粒子だから隅々まで塗料が行き渡り、光沢が出て、とてもきれいに仕上がりました。
　駄目拾いも完了しました。駄目拾いというのは、塗料やコーキングの垂れや飛び跳ね、擦れ、はみ出し、バリの出っ張り等の補修の事です。どんなに丁寧に仕事をしても気付かぬ内にこれ等は起こります。上から下まで何度も見て回り不良個所の補修も完了しました。
　バルコニーのトップコートで問題が無ければいよいよ２３日木曜日に足場の解体を行います。
※ ６月１８日と１９日の作業内容をまとめました。